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息子たちの不登校

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2017年から始まった息子たちの不登校の話をまとめています
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記事一覧

親から見たN中等部・N高等学校②

2022年4月10日、N高等学校入学式が行われた。 我が家の長男も、いっぱしの新入学生としてスタートを切った。 ※「親から見たN中等部・N高等学校①」はこちら この年の入学者数は6000人以上らしい。 N高等学校・S高等学校(2021年開校)・N中等部の合同入学式という形で開催。『メタバース入学式』と題して行われた。 前年に、長男がN高への入学を決めた後、2022年度からメタバース空間で学ぶコースが新設されることを、個別の電話などでかなりPRされたことを思い出した。 コ

親から見たN中等部・N高等学校①

2021年4月、中3になった長男はN中等部に入学した。 (前回記事はこちら。) 入学の手前では、当然ながら出願手続きなどもあるのだが、 すべてWEB上で完結できる仕組みが整っており、 操作画面の分かりやすさも含めて、 本当にこれでいいの? ちゃんと申し込めているのかな? と感じるくらい、あっさりしたものだったと記憶している。 入学式やオリエンテーションの案内も、 わかりやすくPDFファイルにまとめられていて、 授業に必要なMacBookの設定も含め、 ほぼ迷いなく進み、入

2021年春、迷走からの脱出 ~学校の勉強って、結局は何?~

2022年の春、長男は中学校を卒業し、 高校に進学する年になる。 前回の記事に書いた通り、 本人に明確な目標があるわけでないが、 高卒資格だけは、 どんな形であれ取得しておいてほしい。 と、親として思っていた。 2020年は、高卒資格の取れる eSportsの専門学校の見学に一度行ったが、 それ以外は、様々な通信制高校から 資料を取り寄せるうちに過ぎていった。 通信制高校、と聞いて、 あなたはどんなイメージを持つだろうか。 自身は、自宅でテキスト読んで、 レポートやテ

フリースクール選びの迷走、そして今

前回の続きはこちら 次男のフリースクール選びは、3校目になっていた。 関西に住んでまもなく1年となる2019年2月、新しいフリースクールを見つけることができた。本人も頑張ってみると言い、数ヶ月通ったものの、現在はいわゆる幽霊部員状態。学校にもフリースクールにも通わず、YoutubeやMyPCを駆使して、自分の好きな分野に特化したホームエデュケーションを絶賛実践中の毎日を過ごしている。 本人曰く、「外に出ることは時間の無駄」。そこに時間を使うなら、家で好きなことに時間を使って

同居再開。 喜び、期待、そしてエゴ。

前回の続き 2017年も終わりに近づいた頃、転勤話が現実味を帯びてきました。 もともと家族別居は、東日本大震災、福島原発事故が理由であったことから、会社には関東以外の勤務希望を伝えており、6年の時を経てそれが見えてきた、というわけです。 私の気持ちは高揚していました。 6年ぶりに同居ができる喜び、理想の家族の姿にまた戻せるのではないか、という期待感。 何となく新しい勤務地は大阪だろう、ということで、毎晩、駅から家までの間、ドリカムの「大阪Lover」や「あなたと同じ空の下

息子たちの不登校が始まった

今から3年前の2017年が、息子2人とも不登校に突入した年でした。長男は5月から、次男は9月から。もう二人とも不登校4年目に入ってきます。 当時長男小5、次男小2。私は東京で働き、妻と息子2人は石川県金沢市在住でした。いわゆる会社都合の単身赴任でなく、逆単身赴任。これが6年目に突入しており、長男は5歳から、次男は2歳から父親無しの生活が普通になっていました。 逆単身赴任の話は別の機会にお話しするとして、、、 子どもたちと週末は一緒に公園で遊んで、家でワイワイやって、そこ