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フリーランスで任意継続?国民健康保険?

この日記は、ITエンジニアが freee で経理を覚えていくフリーランス日記です。

経理忘備録なので間違いがありましたら、ご指摘ください。

今回は 「脱サラで任意継続か?国民健康保険か?」です。freee とは関係ありませんが確定申告にも少しは関わるので。

ちなみに自分は脱サラして「任意継続」を選択しましたが、その経験談と感想を書きたいと思います。

退職後の健康保険は2択、保険料は2倍!

「国民健康保険」は通常個人事業主になった人が加入する健康保険です。

ただもう一つ選択肢があり、前の会社の健康保険をそのまま引き継ぐ「任意保険」を選択することができます。

「国民健康保険」や「任意継続」も保険料は、基本的に会社員時代の2倍くらいは支払うことになります。(厳密には退職前の所得で決まります)

会社員時代、実は会社が保険料を半分支払っていました

と脱サラしてから知る人も少なからずいるようで、会社員がいかに優遇されている(?)一つの事例ですね。

もしもう一つ選択肢を与えるならば「脱サラをもう一度検討してみる」のもあるくらいです。

任意保険の条件を把握

任意保険を選択する場合、以下を念頭においておきましょう。

(1)任意継続の期間は2年まで
(2)3年目からは「国民健康保険」に切り替え
(3)任意継続は2年間同じ保険料

とくに「3」はかなり大きな判断材料だと思います。

前職の所得がいくらか?

さて本題の「任意保険か?国民健康保険か?」は、保険料がどちらが得か?という視点で見ると、これは人によります。

保険料は前職の所得に応じて保険料が異ります

自分は任意継続を経験したかったので選択しましたが、2020年4月の保険料改定で所得によるランクがあがり保険料が更に高くなってしまいました

よって、国民健康保険と任意継続の保険料を組合や役所に相談して比較してみましょう。

脱サラ1年目の所得の見通しは?

脱サラ1年目の所得がどれくらいになるか?

多分こちらの方が大きな材料になるでしょう。

会社員時代と所得が同じか増える場合「任意継続」、逆に所得が減る場合「国民健康保険」という選択になるかと思います。

仮に任意継続を選択してしまうと

無収入でも2年目も同じ保険料を支払わなくてはいけません!

資格を喪失するには「任意継続被保険者の資格を喪失するとき」に記載されているように、就職や死亡などの理由以外で資格を喪失できないので注意しましょう。

わざと未納にすることで資格喪失する裏技もありますが、モラル的にどうか?とは思います。

資格喪失届(2020/10追記)

資格喪失に該当した場合は「国民健康保険に加入」「家族の被扶養者になる」などで任意継続の資格喪失が可能です。

ちなみにIT健保の場合「任意継続被保険者 資格喪失届」に記載して提出します。

任意継続の福利厚生がよかったか?

会社員時代に利用していた健康保険が充実していたか?

自分はIT健保組合でしたが、健康診断の場所は綺麗で福利厚生も充実していました。その反面、健康診断お予約がかなり取りづらいとうデメリットもありました。

これは個人の好みの問題なので、どうでもいい人は「国民健康保険」で良いかも知れません。

任意継続の申し込み期間は20日間!

さて、任意継続を選択する場合にはもう一つ注意が必要です。

退職日の翌日が資格喪失日となりますが、この資格喪失日から20日以内ににに継続の健康保険組合に申請しなければいけません。
(20日目が土日・祝日の場合は翌営業日)

[参考]任意継続の加入条件について

普通の会社であれば、退職日迄に資格喪失の処理をして貰えるはずですが、念の為確認しておきましょう。

保険料の一括払いで割引!

IT健保組合では4月に保険料の1年一括払いをすることができます。(半年払いもあり)

一括払いのメリットとして

保険料が割引される

という点です。これは絶対に使わない手はないかと思います。

さいごに

いろいろ考えるのが面倒という人は「国民健康保険」が無難かも知れません。

自分は安易にいろいろと経験してみたいという理由で「任意保険」にしたという本末転倒な記事でしたが、

会社員時代の保険料の2倍を2年一括で払えるくらい貯金

は見積もっておくと良いかと思います。保険料に限らず、フリーランスになる前に、ある程度の知識とお金の蓄えは必要かも知れませんね。

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