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ハッブルが太っちょの重さを計った
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エル・ゴルド( El Gordo)または太っちょ(the fat one)と名付けられた銀河団の姿。(星のように見えるものは全て銀河。)
約100億光年という非常に遠いところにある銀河団だ。
太っちょというニックネームの通り、遠方にある宇宙では知られている中では、最大の銀河団で、数百個の銀河が含まれている。
このような大きな銀河団は、天の川銀河の近傍にはあるが、宇宙の年齢に近い程遠くにあるのはこれまで確認されていない。
この銀河団の質量は、2012年1月ハッブルの観測で、それまで考えられていたより、43%も重く、天の川銀河の3000倍にも上るということがわかった。
どうしてわかったかと言うと、X線で、この銀河団が周囲の空間にどのような影響を及ぼしているかを観測したのだ。
質量が大きい物体があると、その重力で周囲の空間を曲げる、これを重力レンズ効果というが、その効果を測ってこの銀河団の質量を計算した。
銀河団の巨大な質量の極一部は、銀河の中に閉じ込められている。もっと多くの部分は、銀河団全体を満たしている熱いガスだ。
しかし、この巨大な質量の大部分は、目に見えないダークマター(暗黒物質)だ。
このダークマターをマッピングしたのが、ブルーの領域だ。
(見えないものをどうしてマッピングできる? 計算上このように分布していないと辻褄が合わないのだ。)
えっ、銀河より多くないか。
(何度も言いますが、白く光って星のように見えるのは、全て銀河です。)
実体はない(物質として普通に持っている性質がない)が、質量だけある(だから重力がある)、そんな存在が銀河団を構成している物質よりもたくさんある。
まるで、我々に見えているこの世界の他に、我々が感知している世界よりはるかに大きい霊界のようなものが存在しているようだ。
なんて・・・(^^;
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