日本海、薄曇りなれど、波無し
先日、久しぶりに、海岸をウオーキングした。
空は、薄曇り。水平線上に、幾分雲があった。
気温は、ジャケットを着ていると汗ばむほど。
水平線上に層をなして横たわる雲が、パステルカラーで、綺麗だった。穏やかな海とパステルカラーの世界が、ちょっと不思議な感じ。
今から、夜釣りに出かける釣り人。
こんな風景だと、あまり釣れる感じは、しなかったけど、絵にはなる。
普段は、砂丘の下にある、遊歩道を歩くのだが、今日は、ちょっと砂丘を歩いてみるかと登ってみた。
写真では、頂上付近は、なだらか尾根になっているように見えるが、結構低木が生えている。おまけに、尾根の右側は、急になっていて、緑豊かな木が生えていて、歩けない。
したがって、尾根伝いに歩こうとしても、低木(棘のあるやつもある)を避けルートを選ばなければならないので、結構アップダウンがある。
おまけに、低木のないところは、寂しくなったお父さんの頭髪みたいに、申し訳程度草が生えているだけ。気を抜くと足元が崩れ、10mほど下まで、転げ落ちてしまいそう。
もっとも、所詮砂地。
下まで落ちても、途中の低木に引っかかって、切り傷がつく程度だろう。
しかし、わざわざ、切り傷を負う必要もないので、転ばないように、落ちないようにと、神経を使った。
緊張感を持って、歩くのだが、ルートがなかなか見つからない時がある。踏み分け道とか獣道などが全然ない。
そりゃそうだろう。
下に舗装された遊歩道があるのに、わざわざ歩きにくい砂丘に登って、道なき道を歩こうなんて、酔狂なことをする人がいないということだ。
しかし、誰も歩いたことのないところを歩くのは、遭難の危険を冒しながら、前人未踏の山道を探索しているような気分になって、こりゃ、結構楽しい。(もっとも、いざとなったら、10m転げ落ちれば、下に着く。遭難なんかしようと思ってもできない。)
アップダウンや足元の悪さで、足に負担がかかるが、普段傾斜をかけてトレッドミルに乗ってトレーニングしている。
これくらいは、屁でもないわい、楽勝、楽勝。(だったのだが、・・・)
雲が迫ってきた。
しかし、全般的に、彩度や明暗が鮮明でない世界が続く。
あまり経験したことのない、風景だったので、新鮮だった。
そろそろ、夕日も水平線に沈む。
雲から出た太陽は本当に冗談みたいに、真っ赤で丸かった。
しかし、iPhonで撮ると、・・・梅干し。
日がくれた海上には、漁火が点々して、さっきまでの風景と一変。
結局、2時間半ほど歩いた。
結構疲れて、上半身のフォームを維持するのが、辛い程だった。
かといって、足が筋肉痛になるとかはなかった。
ところが、・・・・
家に帰って、椅子に座っていたら、激痛!
なんと、膝の裏あたりが、痙攣している。
立っていることも、座ることできず、布団に転がった。
それでも、痙攣は続く。痙攣をしたことがある人は、わかると思うが、いや、痛い。
足を伸ばしたり縮めたり、体の向きを変えたり、痛みに耐えながら考えた。
疲労? 筋肉痛とかなかったぞ。
水分不足? 早め早めに水分補給をして、少なくとも、500mlは、飲んでいる。
なんなんだ、これは。
意味不明じゃ。
わけ分からん。
老化・・・という単語が頭に浮かんだ。
認めん!
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