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竹沢好貴 / Woman (1988)
ガンダムやアニソン系の作曲を多数手がけるSSWによるデビューアルバム。この経歴があるお陰で知名度自体はそこまで低いわけではないようで、辛うじてちょいちょい情報もあるが、それでもこの作品に関しての言及は殆ど残されていない。尚、CDジャーナルによれば、小比類巻かほると同郷で彼女のプロデューサーでもあったようだ。このミニレビューでは「ヴォーカルの線が細く、サウンドもやっぱり薄い」とディスられている。
アルバムはゴリゴリのファンクナンバーとバラードで半々でほぼハッキリと分別・構成されており、ファンクパートの方はなかなか踊れる内容となっている。「男死ス後のディナー」はタイトル部分の歌詞を「ダンスィスゴナディナ〜」と行った具合に英語の発音に聞かせるような言葉遊びが入っていたりする。これ後々やる人たくさん出てくる気するが、1988年は割と早いような。歌謡パートは、discogsのスタイル欄に「Kayokyoku」と書かれてしまうようなコテコテでしっとりしたものが多い。いずれも既聴感のあるような大御所感が漂う。彼の髭面も含めてトータルで、柳ジョージ的な印象を受ける。
オークション等では不定期に出品されており、入手はそこまで難しくないと考えられる。
なお竹沢好貴としての動画はアニソン以外上がっていないが、RAB青森放送のローカル番組「なんだわけ天国」のOPとしては聞くことができる。しかしこの「1分でも君といたい」はアルバムには入っておらず、どこで聞けるのか不明。
①Welcome to my pop music
②伝説のジェレミー
③浅い眠り
④Hello Again
⑤男死ス後のディナー
⑥ACTION
⑦Farm126
⑧ロンリーナイト~70回目の月曜日
⑨TREE風に揺れて
⑩72の調べ
(KING RECORD / K23X-278)