
おしゃれ野菜を育てるの巻~本番舞台へ挑む~
山梨では緊急事態宣言がまもなく解除。そんな中、私は相変わらず庭で野菜と戯れているわけだが、ここ数日でついに我が子を畑という成人の舞台へ立たせる時がやってきた。
今日は、感動すべき我が子の成人式の様子をお伝えしよう。
一番手はやはりこの子達
先日どの子よりも速く鉢へ昇級したゴールドラッシュ(トウモロコシ)だが、彼らの成長は留まることをしらず、この鉢も小さく見えるほど大きくなった。
彼らは次のステージへ向かおうとしている。
その勇ましい姿にときめき、我が子をついに成人させることにした。
我が子よ、見よこの大きい大地を
1,000平米近くあるこの畑に座らさせた我が子は、先ほどと打って変わってとても小さくみえた。
不安そうな我が子を見て、守ってあげたい気持ちを押しとどめ、
ついに彼らを送り出す準備をはじめる。
今回活躍してもらうのは、この子、マルチ張りのハーリーちゃん💛
ネットで5万円程で購入したもので、文字通りマルチを畑に張ってくれるのだ。このマルチは保温・保湿効果があり、また防虫や雑草対策になる。
まずはこの組み立て作業を行い、早速マルチを張ってみた。
が・・・全然うまくいかない。
通常、奥のパーツで掘った土の上にマルチがのり、その上に手前のディスクで土をかけて固定させる。
しかし、マルチに土がのってくれない。
なんで~と困っていると、
この様子を遠くで見ていた畑のおじいちゃんがこちらへやって来た。
取説を読みながら「こうしろし」という甲州弁でパーツの間隔調整を手伝ってくれた。
先日のトウモロコシ畑のおばあちゃんも然りで、田舎では人に助けられることが多い。
隣人の顔を知らない東京のアパート暮らしとは対称的であり、
また新型コロナでオフラインでの人とのつながりが劇的に減少したいま、
非常に心温まる体験であった。
羽ばたけ、我が子よ♡
マルチ張りが無事終わり、ついに我が子を送り出す準備が完了した。
マルチに穴をあけ、ミニスコップで深く掘り下げていく。
その穴に我が子を置いて土を被せると、
「こないだからここにいたけど?」という表情に変わった気がして、なんだか嬉しくも寂しくもなった。
子育てとはこういうことなのか。
ということで、今回は畑への定植の話であった。
これから9品種のトマトや、ロッサビアンコ、紫カリフラワー、フェンネル、アーティチョークなどまだまだ我が子を送り出す予定が待ち構えている。
東京で緊急事態宣言が解除されても、戻る際はこの子達に後ろ髪を引かれだろう。二拠点生活とは魅力的でもあり、難しいことでもあるのだ。