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音階と自然界の法則
夏祭りミニライブで、『島唄』を演奏しました。
この曲は、琉球音階でほとんどが構成されています。
琉球音階は、レラ抜き音階とか、ニロ抜き音階と呼ばれ、沖縄独特の雰囲気がします。
一般的な馴染みのあるドレミの音階のレとラを抜いて、5音で作られている音階
(ニロ抜きと呼ぶのは、2番目と6番目の音を抜く、という意味です)
ペンタトニックスケールとも呼ばれています。
その他にも、ペンタトニックスケールには、ヨナ抜き音階(4番目と7番目の音を抜いた音階)もあり、ノスタルジックで、懐かしいような、ホッとする和の雰囲気がする音階です。
今回ライブで演奏した、『涙そうそう』や、ピアノと和太鼓で演奏した『千本桜』もヨナ抜き音階で構成されています。
ヨナ抜き音階は、民謡音階とも呼ばれ、『夕焼け小焼け』や、『さくら さくら』『桃太郎』もそうです。
こう聞くと、日本独自の音階と思われがちですが…
『蛍の光』や『アメイジング・グレイス』
これもヨナ抜き音階なんですが、スコットランド民謡です。
そもそも音階を最初に作ったのは、ピタゴラスと言われていて、ピタゴラス音階(音律)と呼ばれています。
『三平方の定理』で有名なピタゴラスは、数学、物理学として音楽を研究しました。
音は周波数なので、3倍波と基本波を同時に聞くと心地よい、調和している。
そこから、ピタゴラス音律の定義は、3倍音と、2と3という素数を使って、12音の音律『ピタゴラス音律』を作りました。
螺旋状に3倍音する事を繰り返すことで、音階を作ります。
これを5回繰り返したのが、ペンタトニックスケール
黄金比やフィボナッチ数列の様な自然界の法則があるように、音階にも自然界の法則が生きていると思っています。
だから、音楽や絵画、彫刻などの芸術は、国や言葉を超えて、人の心を震わせるのだと私は思います。
自然界の法則には、争い、奪い合いはなく、調和、統合で、美しい
そして、自然は、区別をしない
あなたはチューリップだから、ここに咲いちゃダメ、あなたは菊だから、ここに咲いちゃダメ、とか言わない。
どんな花の種でも、風に乗って落ちた土の上で、土から栄養をもらって、太陽の陽を浴びて芽を出して、花をさかせる。
人間は争うし、奪い合う…
そして、区別したがる
どこの国の人だから…
目の色が違う、肌の色が違う…
同じ地球人なのにね。
みんな、もとは一緒なのにね。
でも、私も区別してる…
我が子の事がとても愛おしい
愛おしいと思うほど、他人の子との区別ができてしまう
そんな矛盾した思いも感じながら…
児童養護施設で暮らす子供達へ
たまたま、訳あって親と暮らせない子供達
それぞれに事情があるのだから仕方ない
でも土や太陽が、どんな花の種にも栄養を与えて、花を咲かせるように…
私も地球人のひとりとして、できる事で、子供達の花をさかせる栄養の一部分になれたらいいな
そんな思いで、児童養護施設の子供達へ、チャリティライブをしています。
人間だから、思考がはたらくのは当然なんだけど、そればっかりにとらわれないで、心地よいと感じること、美しいと感じる事を信じていったら、平和で幸せを感じながら生きていけるなぁと私は思っています。