長野で心身をリセット(MTBダウンヒルと焚火の贅沢な週末)
4週間のライドを経て、心身をリセットする長野の旅
直近の4週間、ロードバイクでしっかりと走り込んできたので、今週末はリラックスモードに切り替えて長野県の友人宅へ。定期的に訪れる度に体も心もリフレッシュできるのが大きな魅力です。金曜日の夜、夜風に包まれながら車で友人宅に到着。まるで山の息吹を吸い込むような澄んだ空気を感じながら、ひんやりとした夜の空気が心地よい。それでも長野のこの時期としては異常な暑さではありつつも、都内と比較するとひんやり寒い。
到着後、ネットフリックスで今話題の「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」をダラダラと視聴。ここ長野の静けさと自然に囲まれていると、日常の慌ただしさがまるで嘘のように感じられと言いながら、厳しい戦争の世界とまるで恐ろしいゴジラのように描かれるガンダムを視聴する。途中で眠気に勝てず、最後の2話を残したまま布団に入ると、まだリビングで流れている映像の爆音の中でも、あっという間に深い眠りに落ちていきました。
焚火とコーヒーで迎える、長野の朝
翌朝、まだ少しひんやりとした空気の中で目を覚まし、友人と一緒にウッドデッキへ。一面緑につつまれた空間、空気は澄み切り、周囲に聞こえるのは風が木々を揺らす音と川のせせらぎ。ウッドデッキに設置された焚火がぽつぽつと燃え始める音を聞きながら、ホットコーヒーを片手に語り合いました。焚火の暖かさが、冷えた手をじんわりと温め、長野の澄んだ空気が肺いっぱいに広がっていく。
人生の悩みや仕事や将来、そして漠然とした不安や希望を友人たちと語り合いながら、この時間の贅沢さをしみじみと感じました。長野の自然に包まれると、心が浄化されるような感覚を味わい、次に進むためのエネルギーを少しずつチャージしていくのが分かります。
絶景レストラン「NICOLI」で味わう特別なランチ
その後、昼食に向かったのは「NICOLI pizza&pasta」。まるで絵画のような美しい山々を背景にしながら、地元の食材をふんだんに使った生パスタを堪能できる絶景レストランです。窓越しに見える雄大な風景を眺めながら、ゆっくりと料理を味わうひとときは、心身ともに満たされる瞬間です。まさに、長野の豊かさを五感で感じることができました。まるで自然と食事が一体となったような感覚を覚え、ここにいることの幸せを強く感じました。
カップルだらけのジェラート店で、まさかのおじさん3人
昼食後は「野菜ジェラート店 チェントットジェラート」へ。自然豊かな場所にあるこのジェラート店は、カップルが多く集まるおしゃれな雰囲気。そんな中、僕たちおじさん3人が入り込んでジェラートを楽しむというシーンがなんともシュール。しかし、それもまた旅の楽しさのひとつです。気の置けない友人たちと笑い合いながら、ジェラートの甘さを味わい、日常の疲れが少しずつ消えていくのを感じました。
温泉とスタートレック:長野の夜にリーダーシップを学ぶ
夕方には、地元の温泉に向かい、熱い湯にゆっくりと浸かりました。肌にしみわたる温泉の湯が、体の奥底までリフレッシュしてくれる感覚。外の静けさと温泉の心地よさが、心を溶かすようにリラックスさせてくれます。友人たちとは、温泉に浸かりながら仕事やこれからの人生について語り合い、のぼせる寸前まで熱い話に夢中になりました。
夜には、再び友人宅に戻り、スタートレック(イントゥ・ダークネス)を鑑賞。僕がずっと憧れているカーク船長のリーダーシップについて熱く語りました。彼の行動力と決断力、そして挑戦に対する勇気。カーク船長のように、自分もリーダーとして行動し、挑戦し続けたいと思いながら、その夜は穏やかに眠りにつきました。
初めてのMTBダウンヒル体験:長野の自然が教えてくれた新たな冒険
翌日、いよいよ待ちに待った初めてのMTBダウンヒル体験に挑戦しました。長野の山々に囲まれた自然の中でのMTBは、普段ロードバイクで感じるものとはまるで違う世界でした。初めての挑戦にワクワクしながらも、不安と緊張が入り混じる中で出発。結果としては、何度も転倒し泥だらけになりましたが、そのすべてが学びの連続。自分がいかにバイクコントロールが未熟で、下りのスキルを磨く必要があるかを痛感しました。
MTB初心者向けのスクールでは、重心の位置やペダルへの体重のかけ方、ブレーキングのタイミング、目線の重要性など、基礎を徹底的に学びました。これらのテクニックは、ただ速く下るためだけでなく、安全に、そしてスムーズに走るために必須のスキルです。特に雨でぬかるんだ赤土のコースは厳しく、滑りやすい路面に何度も苦しめられましたが、それが逆にスキルアップへの大きな糧になりました。
長野の豊かな自然の中で、何度も転倒しながら、少しずつ恐怖を克服していく感覚は、スキーでの経験と似ていました。コントロールが難しい状況だからこそ、丁寧にバイクを操ることの大切さが身に染みました。
ロードバイクからMTBへ:スキルアップの新しい扉
なぜロードバイクに乗る僕がMTBに挑戦したのか。それは、ロードバイクで上達するための鍵が、MTBのスキルにあると感じたからです。ロードバイクで速く走れるようになるのは確かに楽しい。しかし、それだけではダウンヒルやテクニカルなコーナリングを安全にこなすには不十分です。MTBで培ったバイクコントロールや目線の使い方、ブレーキングの繊細さは、ロードバイクでも非常に役立つのです。ロードバイクはスクールに入らずともだいたい乗れてしまう。乗れてしまうがゆえにスキルを学ぶ機会がなく、強く速い人でも下手なライダーはたくさんいます。下手は転倒リスクなど危険がともなうのでスキルアップすることで安全マージンが拡大します。より楽しくより安全なライドを楽しむためにライドスキルアップは必要ですね。
長野でMTBを始める理由
長野の自然は、MTBを始めるのに最適な場所です。広大な山々、澄んだ空気、そして自然の中で心地よく過ごす時間が、技術的なスキルだけでなく心を豊かにしてくれます。僕が長野に来るたびに新しい発見や学びを得るように、MTBを通じて得られる経験は、自転車全般の技術を底上げし、より豊かなライディング体験へとつながるものです。
長野の自然とMTBは、ただのアクティビティではなく、自分自身と向き合うための最高のツールでした。転倒や挫折を経験することで、その先に待っている成長と達成感を感じることができます。そして、次回のライドがもっと楽しみになるのです。