【本】知識があれば怖くない
Kindle Unlimitedで無料になっていた本
『後宮の検屍女官』小野はるか 角川文庫
後宮の話がおもしろくて
探しているときにたまたま見つけて読んだ
結果、すごく楽しい
1巻〜4巻まで無料だったから
イッキに読んでしまった
さらに、有料の5巻も購入して読んだ
今は6巻まで出ていて、もちろん持っている
主役の二人の関係性は
ほかの後宮小説とよく似ていて
私にとって安心感がある
侍女である桃花(とうか)には検屍術の知識がある
その知識をフル活用して
後宮で起こるさまざまな事件を
見事に解決していくストーリー
まだまだ人の死因を特定する
技術や知識の少ない時代
知識自体も普及する方法があまりなく
人の死に対しても
非科学的な要因を考えられることも多かった
「霊の仕業や呪いのせい」
そんな噂を打ち消す検屍術の知識が
すごく魅力的に感じるストーリー
死因をあぶり出す方法が
酒粕を使ったり
蒸してみたり
温めてみたり
色々な方法がでてくる
最後の参考文献を見てみると
死体の観察学や検死ハンドブックなど
本格的な本が並んでいて
実際に行われていた方法なんだと思った
知識があれば霊や呪いも怖くない
検死以外のストーリーもあり
楽しめる要素がたくさんある