コードと少し仲良くなった夏


最近わりと音楽的な時間を結構作れてるんですが、なんでやってんだっけ?っていうのを忘れがち。
しかも悪いことに、昔と違って心が動くこともそう簡単じゃなくなってしまったので、余計にパワーが必要っていう。

色々とコードの進め方とかを覚えたので、久しぶりに一曲作るかなんて思って、ちゃんと全体を考慮して考えてから作るかなんて思って、曲の構成とかコード決めとかしてたんですが、だんだんそれがつまらなくなったんですよね。

何が近いって、仕事で仕様曖昧な状態で実装作業に入るのと同じような感覚。
若い頃ってシンセの音かっこいいな!なんて思って、それだけでなんかメロディ作ってって勢いでいけたんですが、今はそんなこともなく。

ふと音楽聴いてて思ったのは、別に楽器だけの演奏が好きってわけじゃなくて、あくまで歌詞があるから自分は歌が好きなんだなって思いました。

言葉を選んだ人がいて、それを歌う人がいて、歌というタイムラインの上に言葉やストーリーが展開されるのが好きなんだなぁって思いました。

どっかで言葉を輝かせるなんて言葉を使ったことがありますが、音色はその為の装置だなって思います。無理矢理タイムライン上に言葉が詰め込まれるのではなく、言葉が前提でタイムラインはそれを聴き手に心地よく送り出せること。
これ明らかに無理矢理単語入れただろ!!!みたいな歌はあんまり好きじゃなくて。歌の中にある言葉やストーリーの効果を高めるための装飾として、リズムや音色があるとでも言っていいのかもしれない。

だから、さっきつまらなくなったみたいなこと書きましたが、作詞をしてないからつまらないのかも。
言葉が決まれば、自然と音が流れはじめそうな気がする。

作詞するときに自分という存在を消すことができたら一番いいんだけどななんて思ったり。

そんな未来で作詞をするであろう自分に送る二つの言葉

「表現することを恥ずかしがるな」
「自意識過剰か!!!!!!!!!」

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