【第二回】MONTAGEのリファレンスマニュアルをちゃんと読んでみる

前回はリファレンスマニュアルの9ページ目くらいまで読みました。
そこでまとめた内容としては、1つのパフォーマンスは16個のパートを含むことができて、AMW2パートとFM-Xパート、ドラムパートを選択することができました。
AMW2パートの場合はパートの中で8個のエレメント(音色)を選ぶことができ、FM-Xパートの場合は8個のオペレーターを22種類のアルゴリズムの中から選択できるということでした。
って感じで、パフォーマンスのプリセットがどんな感じで作られているのかをなんとなく理解できました。

今回は、個人的に使いこなしたいのにうまく使いこなせていない、シーケンサーの部分について、リファレンスマニュアルと追加機能説明書を見ながら迫っていきたいと思います。
リファレンスマニュアルと追加機能説明書は以下のページをスクロールして真ん中くらいの位置にある取扱説明書のセクション内から閲覧することができます。

その後は、多分モーションコントロールとかモーションシーケンサーのところを見ていく予定です。


MONTAGEのシーケンサー機能について

てことで、早速。
MONTAGEにはシーケンサー機能があります。
リファレンスマニュアルの10ページ目に説明があります。

MIDI情報をトラックに録音し、ソングを作成するブロックです。

リファレンスマニュアル P10

MIDI情報をトラックに録音し、ソングを作れるって「ソング」ってなんだ!?

ソングとは

鍵盤やコントローラーによる演奏をMIDIイベントとして各トラックに録音した、MIDIシーケンスデータです。MONTAGEには最大で64曲保存することができます。

リファレンスマニュアル P10

トラックって陸上競技とかのレーンとかと同じ概念?
ちなみに追加機能説明書によると、Version 2.00のアップデートで最大128曲まで保存できるようになったみたいです。(追加機能説明書P75より)

トラックとは

トラックとは、演奏を録音するためのメモリーのことで、1つのトラックには1パート分の楽器の演奏が録音できます。 MONTAGEのソングには、16トラックが用意されていて、16パート分の演奏を録音/再生可能です。

リファレンスマニュアル P10

1トラック=1パートのMIDI情報の録音ができる。ソングは最大16トラックで構成される。
なるほど。

ちなみにリファレンスマニュアルのシーケンス部の説明はこれで終わっていて、後はPlay/Recの画面説明の中で色々説明があるっぽいです。

ですが、MONTAGEは発売後のアップデートでループ機能ユーザーアルペジオ機能パターン機能というのがこの画面に関連して新たに追加されたみたいです。

ソフトウェアをアップデートさせてハードウェアに新しい機能をもたらすって素晴らしいです。

素晴らしいですが、私のようなど素人は機能がありすぎてよく分からないので、追加された順に見ていきたいと思います。

ループ機能とは(Version 1.20)

ソングのループ再生機能を追加しました。

追加機能説明書 P115

特定のソングを指定して、ループ再生の開始位置と終了位置の小節と拍数を設定し、画面内のループスイッチをONにすると、再生時にループしてくれるみたいです。
難しい機能かなって思って身構えてたけど、どうやらそれだけだった!!!!

Put Track to Arpeggio (Version 1.20)とは

現在選択されているソングをユーザーアルペジオに変換します。変換できるノートデータは最大16個です(同じノートナンバーは数に入れません)。アルペジオ作成のためにMIDIシーケンスデータを録音するとき、特に複数のトラックを使う場合などは、異なるノートデータが16個 を超えないようご注意ください。

追加機能説明書 P116

これがユーザーアルペジオみたいです。録音したソングから最大16個のノートデータを含むアルペジオデータに変換します。
つまり、あらかじめアルペジオで作るつもりでソングから録音してから、録音したソングを呼び出した後に、この機能を使ってアルペジオに変換するという使い方っぽいですね。
なんとなく分かりました。


アルペジオREC機能とは(Version 2.50)

アルペジオRECがオンのとき、アルペジエーターの出力を録音します。オフのとき、鍵盤で弾いたままを録音します。新規ソングのときのみ設定ができます。 録音を行なった後から変更することはできません。またArp Rec=Offで録音されたソングに追加で録音を行なう場合はRecord Type=Replaceのみとなります。

追加機能説明書 P70

つまり、ONにするとアルぺジエーターが作ったMIDIを記録するか、OFFにするとアルぺジエーターに通す前のMIDIを録音するかって選択ができるということですね。
通す前のMIDI情報を録音した場合は、再生時にパートのエディットのアルペジオのパターンを柔軟に変えられそうですね。

逆にDAWにMIDIデータを連携する時に、アルペジオ後のMIDI情報が欲しい場合は、ONの方がよさそうですね。なるほど!

ユーザーオーディションフレーズとは(Version 2.00)

本体に記録されているソングをすべてユーザーオーディションに変換します。すでにユーザーオーディションが存在していた場合は、すべて上書きされます。

追加機能説明書 P77

「ソングをすべてユーザーオーディションに変換します」⇦これちょっと怖いですね。すべてユーザーオーディションに変換されたあとに、元のソングは残るのだろうか?要確認してみたいです。
パフォーマンスの選択画面でオーディションを流す時のフレーズをソングにできるということみたいです。ソング関連なので、ピックアップしてみました。



この記事で取り扱いたかったパターンシーケンサー(Version 3.00)について、追加機能説明書 P26から記述がありますが、これはどうやら新しく「パターン」という概念とそれに伴って画面が追加されたみたいです。
これはMONTAGEの当初からある「シーン」という概念も関わってくるので、次回にしたいと思います。

パッと読んだところによれば、パターンをいくつもつなぎ合わせたものをソングとして保存できるみたいです。
既存のソングの録音機能だけだと、同じフレーズをリアルタイムで何回も弾かないといけなかったところを、パターンにフレーズを録音して組み合わせていくことで、同じフレーズを再度弾く必要がなくなるって感じでしょうか。

これを理解できたら、シーケンサー部についてかなり理解が深められたことになりそうなので、次の回で攻略していきたいと思います!

追加機能説明書のP13にもパターン機能の拡張(Version 3.50)と書いてあるのでそれも一緒に見ていきたいとおもいます。


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