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【超初心者向け解説】パチンコとは


みなさんこんにちは。ギャンブル中毒の債務者の誠羽(せいば)と申します。

みなさんの周りには、パチンコをしている人がいらっしゃるでしょうか?パチンコとは、日本人なら誰もが聞いたことのある娯楽ですが、その言葉を聞くと同時に嫌悪感を抱く方もいるでしょう。

なぜなら、パチンコはとにかくお金がかかる遊びです。よく、◯◯円負けた!とぼやいている家族や友人を見て、なんでそんな勿体ないことをしてるんだと呆れ返っていた経験があるのではないでしょうか。


さて、パチンコの話題の時によく出てくる「勝つ」とか「負ける」というのが、どのようにして決まるのか、パチンコをしたことのない人にとってはサッパリではないかと思います。
そこで、今回はパチンコ台と、パチンコ店へ焦点を当てて、お金が増える仕組み、減る仕組みについてお話していきたいと思います。


◆そもそもパチンコってなに?

パチンコとはお金が増えることのある娯楽であり、遊技です。

まず、お金が増える、と聞くとFX投資やカジノと言ったようなギャンブルを思い浮かべる人も多いかと思いますが、日本では賭博(ギャンブル)を禁止しています。






刑法185条
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。


え?じゃあ、競馬とか競艇とか宝くじは?と思ったかもしれません。実はこれらには、特別法が定められており、刑法が適用されません。いわゆる「公営ギャンブル」です。


ところがパチンコはこの「公営ギャンブル」に当てはまりません。つまり、パチンコ店はこの法律を守った上でギャンブルを続けているわけです。そのからくりが三点方式です。

①客が出玉をパチンコ店で景品と交換する
②客が景品を換金所に持って行って、現金と交換する
③問屋が換金所から景品を買い取り、パチンコ店に卸す


身近な例でわかりやすく説明します。


①ショッピングモールの福引きでテレビを手にいれた。
②そして、ショッピングモール内にある中古家電店で売却し、現金30000円をゲットした。
③その家電店が、さらにこのテレビを別の客に売り、ショッピングモールの売上に貢献した。


福引き自体は合法であり、中古品を売却することも合法です。客視点から見れば手順は複雑ではあるものの、ギャンブル(福引き)の結果として現金を手に入れることができたわけです。


つまり、パチンコ店にいくとお金が増えるのではなく、パチンコ店で借りたパチンコ玉を増やして、それを特殊な景品と店で交換してもらい、別の店でそれを売ることでお金が増えるという仕組みです。


◆パチンコを打ってみよう(実践編)

では実際、パチンコ台でどのように玉を増やすのかを見て行きます。


まず最初に、遊戯するためにパチンコ玉をお金を払って借ります。1玉4円の場合は「4円パチンコ」、1円の場合は「1円パチンコ」のように、レートが選べる店舗もあります。


各設置台の横に、お金を入れる機械があるので、そこにお金を入れて、台の「貸出」ボタンを押すと、パチンコ玉が借りられます。


そして、借りた玉でパチンコ台を打ちます。ハンドルを右側にひねると、盤面の中に玉が勢いよく飛び出すので、左側に玉が流れていくように(右側までいかないように)、握る力を調整します。これを「左打ち」といいます。

左打ち中にパチンコ玉が特定の場所(画像中央のINの部分)に入ったら、当たりの抽選を開始します。


当たる確率は機種によってまちまちですが、おおよそ1/100、1/200、1/320、の3パターンです。台の上方に掲載してある機種説明を見ると必ず書いてあるので、お好みで選びましょう。当たる確率が低い(分母が大きい)ほど、当たったときの増え方は大きくなります。


当たった際は、多くの機種で「右打ち」を指示されるので、ハンドルをめいいっぱい右にひねってください。指示通り打つと出玉がもりもりと増えていきます。


当たり続ければ出玉がどんどん貰え、借りた玉が無くなったらまたお金を払って追加で借ります。


◆出玉を景品と交換しよう


出玉を交換する際は、実際の玉が使われるタイプは「呼出」のボタンで店員を呼んで計数機械で玉数をカウントしてもらい、レシートを受けとります。
カードに出玉が記録されるタイプはカードを抜き取り、カウンターへそれぞれ持っていきます。


カウンターでは、「特殊景品に交換」「一般景品に交換」かを聞かれます。よほどほしいものがないときは全て特殊景品と交換しましょう。


そのときに、出玉の計算上どうしても特殊景品と交換したときに端数が出てしまいます。
その場合はヤクルトや駄菓子などが、端数分の一般景品として貰えます。
よくパチンコ屋に行く人間がお菓子をくれたりしませんか?その謎の答えはこういうことです。


問題はこのあとです。特殊景品と現金を交換してくれる換金所は、パチンコ店の店員は教えてくれません。なぜなら、それを教えると「三点方式」のグレーゾーンが崩れ、一気に黒に、違法になってしまうからです。中には、ぼんやりとそれとなく教えてくれる店員もいますが、本来はNG行為です。


では、どうしたらいいのか?ですが、1つテクニックをご紹介します。



カウンターで特殊景品を得たら、同じように勝った人が来るのを待ち続け、その人が外に出たらついていってみてください。迷わず外に出るということは常連客なので、換金所まで最短に真っ直ぐ向かうはずです。


だいたいの換金所はパチンコ屋に併設されていますが、都市部の店だとかなり見つけにくいところにあることが多い印象です。


無事に換金所についたら特殊景品を差し出して、現金化します。現金を手に入れたら「パチンコで勝った」ことになります。おめでとうございます。以上がパチンコの"遊技"方法です。


◆最後に

あくまで遊技だということを忘れてはいけません。運が悪いと1日10万円負けることだってあります。悔しくても、遊びだと割りきって早めに撤退してください。間違っても誰かからお金を借りたり、手を出してはいけないお金に手を出すと後悔します。すでに後悔と懺悔を済ませた人間からのお願いです。


今回はパチンコの遊び方について超初心者向けに説明してみました。説明はしたものの、これからパチンコを始めようとする方には、あまり積極的におすすめできません。昨今のパチンコに関する規制が厳しく、勝つことは10年前に比べてだいぶ難しくなっています。パチスロに関しては個人的な感想ですが、もはや今のものは打てたものではありません。


お金にかなり余裕があり、趣味もこれと言ってなく、ゲームセンターで楽しめるタイプの人は、この娯楽を謳歌できると思います。パチンコとは無縁の方たちが、これを機に興味を少しでも持っていただけたのなら幸いです。

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