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Yononakaレポート㉜「まち」(夏休み特別編)

スクールで月1回開催している「Yononaka」
夏休み特別編ということで、今回は大人の方も参加し計21名でYononakaを創りました!(小学生6名、中学生3名、高校生2名、大学生1名、10代1名、20代2名、30代以上6名)

子どもたちはいつもより緊張するかな?と思っていましたが、大人の方々が優しい雰囲気で話されたおかげで、逆にいつも以上に盛り上がりました!Yononakaは異年齢交流の場になってはいるものの、大阪在住の参加者が大半です。ですので子どもたちは大阪人以外の方との交流を欲していたように思います。参加者それぞれの「まち」について話せたらと思い、まちをテーマにしました。

今回は冒頭でイラストを表示しました。参加いただいたみなさんが「ひとつの場所」に集まっているイメージをしてもらうためです。

この構図で大人と子どもが混ざっていると「先生&生徒」のように思ってしまいますが、Yononakaはそうではありません。みなさんは出演者で、私は司会者と思ってください。

「なるほど、クイズ番組のような感じか」と思われたかもしれません。
が、残念ながらクイズではありません。なぜなら、今から話し合ってもらうお題には「正解がない」からです。正解がひとつでないお題に対して「自分はこう思う!」を共有する、そんな時間がYononakaです。
と、アナウンスしました。

それから、やはり「夏休み」という子供たちにとって特別な期間を無視できないので、「夏休みはどう?」という問いかけをしました。

夏休み楽しい人ー?
 半分挙手
早く学校行きたい人ー?
 2,3人挙手
宿題多すぎるわぁって人ー?
 全員挙手、と思いきやそんなにおらず。みなさん優秀でした(笑)

「7月中におわったわ」
「読書感想文とドリルと」
「リコーダーと〇〇と△△と」
「自由研究でこれ創りましたー!」
「宿題多すぎ(チャット)」
など。夏休みならではのトークをして和やかな雰囲気に。その流れでまずはシンプルなお題から。

お題①「夏休みといえば?」

自分にとっての「夏休みのイメージ」を共有するワークです。宿題のことは話したので他の事で、「なるべく他の人と被らない意見」をリクエストしました。
「大喜利ってこと?」と自らハードルを上げている参加者もいました(笑)

いろんなワードが飛び交いました。心霊動画を見るのも夏ならではですし、麦茶・そうめん・かき氷もそうですね。枝豆は年中食べられると思っていましたが、それは冷凍枝豆なんですね。枝豆とビールは最高や!という大人方の意見も、塾三昧だぁという中学生の意見もありました。早寝早起き朝ごはんをもじって、遅寝遅起き後ゲームと回答している人もいました。IPPON!

今回のテーマはひらがなで「まち」。まちには街と町がありますがどう違うのでしょうか?

という問いかけから次のお題に移りました。
街は「商店街」「繁華街」のような人が行きかう都市を表し、町は「町内会」「〇〇町」のように住宅や農地なども含めた言葉だと言われています。それを共有したうえで今回は「町」の方で考えてもらうようアナウンスしました。

ワーク②「自分の町に観光客が来たら、どんなモノや場所をアピールする?」

これも1人1人思ったことを話してもらうワーク。町=都道府県ではなく、もう少し自分の身の回りという視点で考えてもらいました。

このワーク、特にスクール生が楽しそうでした!同じ場所でも異なる意見が出ましたし、最初「なんもないわぁ」といっていた人も周りが共有するなかで自分の町のありがたみに気づけた様子。西成愛を語る人もいましたね。治安が悪いと思われがちだけど、優しい人が多いし交通の便もいい!と言っていました。実際行ってみないとわからない場所はいくつもあると思いますね。

このあと休憩を挟み、後半へ。
本来2つのお題を用意しておりましたが時間の関係で1つだけに。
「まちのなかでつい行ってしまう、自分が居心地がいいと思う場所」を考えてもらった後に、それを自ら創るとしたらどうするか?というお題に取り組んでもらう予定でした。

が、最後のお題だけに変更。場所は公園に限定して、

というお題を出しました。
というのも、近年さまざまな理由から公園で自由に遊ぶことが難しくなっていますよね。「危ないからボール遊び禁止」「遊具も撤去」「熱いからなるべく外出は控えて」「ゲームやるなら家でオンラインで」なぢ、いろんな理由があると思います。それでも公園の数は減っているどころかむしろ増えているそうです。実はコンビニよりも断然多い。

大きい公園や緑地は定期的にイベントをしてにぎわっているイメージなので、住宅地にぽつんとある公園を魅力的にさせるにはどうするか?それをご自身ができる、好きなことで考えてもらうというワークをしました。

ワーク③「あなたができる、好きなことで、小さな公園を魅力的にさせるには?」

ユニークな意見がいっぱい出ました!共感したりビックリしたり笑ったり。いろんなリアクションが飛び交いながら終了しました。楽しかったですし、エネルギーが渦巻いていたと思います!

参加者の感想の一部を以下に記します。
・いつもの2倍楽しかった事です。
・子供達が積極的に発信している姿が印象的でした。
・みんな、自分の意見をガンガン言っていて、いいですね。
・皆自分のストーリを語りたいという前向きさが印象に残りました。
・西成のことを熱く語ってくれた方が面白かったです。東大阪、八尾など地名は知っていても 具体的にどんなまちなのかイメージがなかったですが、少し具体的になりました。
・例えば、小さな公園の集客のお題で、自分で創作したおもちゃを展示するなど、自分ならこうするという、自分を主体にした発言が多かったのが印象的でした。

授業レポートは以上になります。
次回は「なまえ」をテーマに、参加者同士コミュニケーションを取りながら考えていきたいと思います。


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