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正解っぽいモノからの脱却
こんにちは、将一郎です。
先日、人生30年目に突入したことで、自分のキャリアを振り返りました。
そして、大好きなゲーム「パワプロ」の選手紹介画面風に、プロフィールをつくってみました!笑
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私は現在、大阪府八尾市のキープオン株式会社で父親とともに会社経営しております。学校教材・イベントグッズ・知育玩具の販売店「キープオンショップ」と、ロボットプログラミング・デジそろ・STEAMのスクール「エジソンアカデミー本校」を運営しております。
そして、2025年4月からオンラインフリースクール「CLAFT」を開校予定です。
ちなみに冒頭で、30歳ではなく「人生30年目」と書いたのは、年齢によって行動を制限したくないからです。
これまで「30」という数字に嫌悪感を抱いていまましたが、「歳」の方だったのだと気づいたんです!歳を「年目」に変えるだけで「一般的な30歳ってこうだよね」という共通認識に飲まれることなく生活できると思っています!笑
大谷羽生世代の94年生まれ
大谷翔平や羽生結弦と同じ1994年生です。
冬生まれですが極度の寒がりで、サウナが大好きです。楽器は弾けませんが音楽も好きで、最近はコーヒーにハマっています☕
8歳から10年間野球をしていました。ポジションはピッチャーでサイドスロー、横に曲がるスライダーを投げていました。
「競争に勝つためにいかにして努力を積み上げていくか?」という考え方だけで、少年時代は過ごしていたように思います。
受験や就活も同じで、周りより上に行くために「いかに早く正解を答えていくか」というスタンスで頑張っていました。
その結果、大手金融業に入社し、都会で法人営業としてのキャリアをスタートさせました。
が、
1年目😃2年目🙂3年目😐
と、だんだん窮屈さを感じるようになりました。(この話は後ほど・・)
頻繁に大阪の実家に帰るようになり、そこでいつも楽しそうに仕事のことを話す父を見て、「俺もイキイキと仕事を語りたい!」と転職を決めました。(スライダー)
同時期に結婚とコロナ禍が重なり、2020年は変化量の多い年になりました。
・・
そのコロナによってスクール事業は大きな影響を受けました。
発表やコミュニケーションを重視するスクールだからこそ、マスクとパーテーションによる隔たりは辛くもどかしい。。
ただそれによって、よのなか科との出会いが生まれました。※よのなか科とは、正解がひとつでない問いに対して、参加者同士で話し合い考えるアクティブラーニングの授業で、2000年から学校やJリーグなどで導入されています。
「うちのスクールでもやってみたい!」と父親が動き、オンラインよのなか科(Yononaka)を開始することに。そこから毎月1回スクール生中心に開催しており、今年で4年目になります。
よのなか科提唱者の藤原和博さんとも対談させていただく機会に恵まれました。Yononakaのことを「進化版よのなか科」と言っていただき、とても嬉しかったです。
このYononakaを中心としたスクール「CLAFT」を2025年から開校します!
現在、日本の学校教育では、先生が大勢の生徒に「正解」を教える形式がまだまだ一般的です。
正解をたくさん覚えて、早く正確に回答する力をテストで計測し、その点数によって偏差値が決まり進学する流れ。。
しかし、世の中を見渡すと、絶対的な正解はないことに気づきます。
どんな時代に、どこで生まれ、どんな生活をしているか…によって世の中の見え方が違います。
今後AI・ロボット社会でますます情報があふれていきます。どんな教育が必要なのでしょうか?
それは「正解を頭に詰め込む教育」なのでしょうか?
「正解」を追い求めた先にあったもの
日本の学校教育への疑問は、私自身の経験から生まれたものです。
私はテスト前には一夜漬けで暗記するタイプでした。記憶力には自信があったので、それなりの成績を残し、それなりの大学でキャンパスライフを楽しみました。
就活の面接でも、よくある質問の回答例を暗記して、声に出すことで内定をもらいました。大手企業へ就職し、営業職として社会人生活をスタートさせました。
が、
そこでつまずきました。
これまでの「正解を覚えて答える」生き方が通用しない現実を知りました。
仕事で起こる問題は、決して同じ状況で繰り返されるわけではありません。お客様の規模も違えば担当者の性格も違う。決まりきった答えはなく、目の前の状況に応じて柔軟に考え、対応しなければなりません。
商談でも、社内の会議でも、「お前はどう思う?」と問われるたびに言葉が詰まる。考えが浮かばない。いや、そもそも「自分の考え」が何なのかがわからない。臨機応変に対応できない自分に焦りました。
人間関係にも悩みました。
30歳ほど歳が離れた課長と価値観が合わず、ストレスを感じる日々。周囲からは「パワハラを受けているのでは?」と心配され、自分も「課長ガチャに外れた」と愚痴をこぼし、お酒を飲んで忘れていました。
今振り返ると、これも単なる環境の問題ではなく、自分自身が原因だったと思っています。
世代や環境によって価値観が異なるのは当然のこと。その違いを理解し、適応する力が自分にはなかった。
「じゃあ、自分は今まで何をしてきたんだろう?」
勉強も、部活も、真面目に取り組んできた。でも、その結果が「自分の考えを持てない社会人」なのだとしたら——そもそも、日本の教育の仕組みに問題があるのではないか?
正解を答えることに慣れすぎて、「自分の意見を表明すること」をしてこなかった。そのツケが、社会に出た瞬間に回ってきたのではないか?
「正解」を求めないYononakaという学び方
そうした疑問を持って「現代の教育」を考えた結果、Yononakaに辿り着きました。
Yononakaは正解がひとつでない問いについて、「自分はこう思う!」を話し合う時間です。決まりきった何かを教わるのではなく、答えのない問いに対する自分の「納得解」を紡ぎます。
そこでは1人1人の意見が異なる方が、気づきや発見を生むし、多くの視点を獲得することができます。そうすれば私のように、「自分の考えを持てない」あるいは「視野を広く持てない」ことで思い悩むこともないでしょう。
そして、Yononakaの対話を通じて、参加者は「自分の興味やこだわり」に気づいていきます。そうしたら、それをとことん探究していきます。その活動がPBL(課題解決型学習)です。
探究して、自分のアイデアを形にして人前で発表する。それによって仲間を増やし、未来クラフトプロジェクトで協働する。
そこまでやるのがCLAFTです!
自分発信のコミュニケーションからはじめるので、高いモチベーションを保ったまま、学びのサイクルを回し続けることができます。
これはまさに「持続可能な学びの場」だと、私は思っています!
正解っぽいモノからの脱却
最後に、自分のキャリアを改めて振り返ってみると、多くの学びがありました。
これまでの私は「他者を喜ばせることが正解だ」と信じ、それに回答するために全力で努力してきました。
しかし、それは主観的な視点や、世間一般の「こうあるべき」という固定観念に基づいたものでしかなかったように思います。
ひとりひとりの人が何を考えどう思っているか?
客観的に見て自分はどう映っているか?
そもそも自分は何をやりたくてどう生きたいか?
その結果他者にどんな影響をもたらすか?
これらに正解なんてありません。
ですが、このような問いを立て、自分なりの答えを出すために自分主導で動いていく。
その結果、他者にどのような影響をもたらすのかを意識することが重要だと思っています。
世間で言われる「正解っぽいモノ」を疑う視点を持ち、前列や常識に縛られず、新しい組み合わせを創造していく。
そして、その成果を他者と共有し、仲間とともにさらに新しい価値を生み出していく。
「CLAFT」という学びの場を、人生かけて創っていきたいと思っています。
多くの人が自ら問いを立て、キャリアを切り拓く未来を、目指します。