自分を客観視し日常生活を樂しいものにする極意:実況生中継理論(1)
ユーモアというのは、自分を客観視することから生まれると、よく言われます。
自分を笑いの種にするからユーモアになるんでするね。
他者や社会を笑いの種にするのは、ユーモアではなくジョークに分類されますね。
それで、どうすれば自分を客観視できるか、ということですが、極意塾としては実況生中継理論をお勧めします。
例えば、
「野中選手、あと10分以内に身支度を整えないと苦しくなります!」
「あ、野中選手、猛然と着替えを始めました!」
「お、野中選手、忘れ物が無いかチェックしています。」
「確認終了したようですね。野中選手、ひとつ息を吐きました! 安心したようです。」
などという実況生中継です(笑)。
自分の行動、氣分などを生中継するには、自分を客観視しないとできません。
面白いことに、自分を客観視できると、心にゆとりが生まれます。
怒りや悲しみ、恐れ、憂えなどの感情のただ中にいると、それに支配されてしまいますが、その状態を言葉にして客観的に実況生中継すると、心は、その状況にコントロールされずに本来の機能を発揮できます。(極意塾投稿No.245)