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氣分を安定させ、脳を活性化し、学習効果を高め、居眠りを防止する:見上げてごらん理論(1)

自分の目よりも上にあるものを見ているか、下にあるものを見ているかによって、心身の状態は変わる!…そうであれば、これは生活改善の大ヒントになります。

人は、目より上にあるものは見上げます。下にあるものは見下げます。
これはよくしたもので、自分の目より上にあるものは目上、下にあるものは目下。そのままです。

人は自分の目より下にあるものは価値がないものと思い、目より上にあるものは貴いもの、価値のあるものと思う習性があるようです。
これを正確に確かめた實験結果を探しているのですが、見つかりません(笑)。ただし、体感的には、非常にはっきりしたことです。

例えば、名刺。これが高い所に飾られているのを見れば、よほど大切な人物の名刺かと思います。
机の上に置かれているのを見れば、まあ普通の名刺だろうと思います。
床に置かれてあるのを見れば、ゴミとして捨てたんだろう、捨てたくなるような人物の名刺だろうと思います。
まったく同じ名刺が、どこにあるか、その位置の高さによって、まったく違った印象を与えます。

このことを人類は遠い昔からわかっていたと思われます。貴いものは、必ず高い所に飾られています。
立っても座っても目より高い位置になる所に置かれています。
どの宗教でも、貴いものを象徴したものは、すべて高い位置に、具体的には必ず目よりも高い位置に供えています。

これを日常生活に徹底的に取り入れれば、生活は大幅に改善されます。

家でも、職場でも、公共施設でも、物の置き場所をかえる、特に位置の高さに注意して、大事なものは高い所に置く。
観察すると、ほぼどこでもそうしていますね。(ただし、時々例外を見受けます。笑。)
大事なもの、貴いものは、けっして低い所に置いてはいけないのですね。

これは、實踐的な技で、人は自分よりも高い所にあるものに対しては敬意を払って見るようにできていることを知っているからでしょう。(極意塾投稿No.044)

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