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難局に正しく対応する極意:問題は何か理論(2)
【問題は何なのかを把握するのが最重要】
悩みや不安があったりしますと、思考が混乱して、考えなくてもよいようなことの周りを堂々巡りしていたりします。
「……で、問題は何か?」
この問いは強烈です。宙に浮いている思考をズドンと地に着ける感触です(笑)。
これに答えられたなら、次のステップからはスムーズに進みます。
本当には何が問題なのかがハッキリすれば、それはどうしてなのか(原因)、どうなっているのか(関連する事実)の情報収集は容易くなります。
この事実を収集する行動に移った瞬間から、「悩む人」から「悩みを解決する人」に変わっています!
【何ができるかをあぶり出し、どうするのか決める】
しかし、問題について情報を整理しただけでは何も変わりません。
自分には何ができるのかを書き出します。
自分ではできなくても、人に頼めばなんとかなるものもあります。
何もしないで時間が解決するのを待ったほうがよいものもあったりします。
これもとても大切な情報です。
【行動する】
そして、それで結局どうするのか決めて実行するのが本当のポイントです。
決めて実行する……そこから問題解決に近付き始めます。
ひとたび行動を開始すると、状況に変化が生じます。
それでどうなったか、どうだったかを記録しながら、さらに何ができるのか、どうするのかを決めて実行する……このスパイラルに乗れば、問題解決に近付いていくことになりますし、ただ不安に苛まれて悩んでいる状態からは抜け出せます。(極意塾投稿No.247)