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真の豊かさに氣付け(2)
(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)
私は中学生の君に、極意塾の技の中でもとくに大好きな『持ってないけど有る理論』を繰り返し紹介したい。
世間は、所有していない=貧しいという考え方を強いるようだが、それは間違っている。
例えば、自動車。外国産の車や高級車を何台も所有していたりすることが豊かさの象徴のように言われていた時代があった。
しかし、所有していなくても自分が使える車を数えたら、国中に何万台も有る。→レンタカー
持っていないけれども、いつでも使える状態になっている!
5台の車を所有しているだけというのと、全国各地に使える車が何万台も有ることと、どちらが豊かか?
もちろん、レンタカーを使うにはお金が必要だが、使うのは一度に1台だ。
必要なタイプの車を必要な時に必要な場所で使えればよいので、多くの出費にはならない。
むしろ、車を所有しているほうが、そのためのスペース、税金等々の出費がかさむ。
もちろん、自分の車を持っていれば、いつでもすぐに乗れる便利さがあるし、大好きなマイカーであれば、それに乗る快適さがある。それはそれで「豊かさ」のひとつの形だ。
しかし、持ってはいないけれども使えるものがたくさん有る!‥‥このように考えると、まったくコストがかからずに豊かさを実感しつつ暮らすことができる。
単純に言ってしまえば、「恵みを数えよ、不足を数えるな」ということだが、今の時代の恵みたるや、百年前には想像もつかないようなレベルになっている!
その恵みは、先人達が積み重ねてきたものだから、先人達に毎日感謝してしかるべきだぜ。