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コミュニケーションをスムーズで楽しいものにする極意:コミュニケーションの技のセット(二)
人と話をしている時、相手がどんどん話しやすくなっていき、話が弾み、そのうえ相手に好意を持ってもらえたら素晴らしいではありませんか!
そのための具体的な七つの技を紹介してきました。
それがどのような成果があるのか、ひとつの例です。
わたしは四国八十八カ所巡りをしたことがありますが、その間ほとんど毎日遍路宿に泊まりました。
遍路宿は、簡単に言えば民宿ですが、夜になると夕食が用意されたことを告げられ、たまたまその晩の泊まり客が揃って食事します。
初めて会う人ばかり、3人、4人、5〜6人という感じです。
食事の前後は、まったくのフリートークの場となります。
話すのを強制されはしないのですが、以前の座談コンプレックスだったわたしなら、どんな人たちなんだろう? 何を喋ればいいんだろう? などなど思い惑い、いたたまれなかったでしょうね(笑)。
しかし、今や極意塾塾頭でありますから、喜び勇んで極意塾のコミュニケーションの技を試していました(笑)。
ある時、いかにも横柄そうな老人が入って来ました。
なにやらすごい大会社に勤めて、外国には17カ国に行ったとか、自慢話のオンパレード(笑)。←そのぐらいの人ならわたしでもたくさん知ってますけど〜(笑)
人の話は聞こうとせず、他の誰かの話が終わるのを待たず、すぐまた自分の自慢話を延々と。
「俺は偉いんだ、お前らとは違う」と言いたげ(笑)。←隣の人があんたよりはるかに偉いかもわからないじゃん
すると一人、また一人と席を立って行きます(笑)。
しかしわたしだけはずっと残ってこの孤独な老人の話相手をしていました。
近すぎず遠すぎない席に座り、九十度の角度になるように身体を向き、目の高さを相手に合わせ、ずっと鼻の辺りを見るともなく見ながら、ここに驚け!と言いたげなところに倍返し理論で対応し(笑)、「そっと物真似」を密かに楽しみ、あとはチーン理論で反応し続け、適当に質問したりしていました(笑)。
この老人はやや下を向いて喋っていたのですが、だんだん顔を上げて語るようになり、やがてその人なりのいい表情を浮かべて、軽く感謝して自室に向かって行きました。
その時、なんとも愉快な充実感に満たされました。
座談コンプレックスだったわたしがこんなことまでやれている!
何より、わたしと話している人が、わたしと話していることを喜んでいる!
コミュニケーションの極意七点セット、恐るべし!(笑)
座談が上手くいかず、せっかくの愛する恋人ともいい関係を作れず、周囲の人との関係も上手く取れずにストレスを抱えている人は、たくさんいるのではないでしょうか?←以前のわたしのことですが(笑)
それは、およそ誰でも、すぐに簡単にできる技で乗り越えられます。
全部、完全にとは言えませんが、少なくとも壁に大穴を開けるぐらいの効果はあります!
費用ですか? もちろんゼロ円です!(笑)
極意塾の技は、プライスレス=値段の付けようがない=無料です(笑)。(極意塾投稿No.072)