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氣分を安定させ、脳を活性化し、学習効果を高め、居眠りを防止する:見上げてごらん理論(7)

目線を整えるだけで盤石の体勢をキープできるという話です。

ある女子大で実験したことがあります。

正しい姿勢で立ち、目よりも高い遠い所を見ていると、横から押されても動じません。

しかし、そのまま何も変えずにただ目線を落とし2メートルほど先の床を見ていると、横から押されると簡単に崩れます。

50人ほどいて、例外無しでした(笑)。
次の年も、その次の年も同じ結果でした(笑)。

なぜそうなるか?

人間はそのようにできているからとしか言いようがないですね(笑)。

目よりも高い、そして遠くのものを見ていると、氣の流れがよくなり、心と身体が統一された盤石の体勢になれます。

目よりも低い、そして近くのものを見ていると、氣が滞り、心と身体が不統一になり、ふらつきやすくなります。

ただし、例えば床に落ちている500円玉を見るといった目的のある行動の場合は別です(笑)。

私は歩く時は、足元が安全ならば、いつも遠くを見て歩くようにしています。

遠くを見ていれば、自ずと、
・目線は目よりも高いところに向きます。
・背筋が伸びて美しい姿勢になります。
・呼吸が楽になり、深い呼吸になります。
・想うことがプラスの積極的なものになります。
・近づいて来る車や自転車、人、障碍物などに早く氣付き、より安全になります。

いいことずくめです(笑)。

繰り返しになりますが、小学生の頃、私はバスに乗ったりするとすぐ車酔いして苦しい思いをしていました。

ある人から「遠くを見ていろ!」と言われて、その通りに遠くの山や雲を見続けていると、車酔いは次第に収まるのでした。

それ以来、いつもそうしていて、いつしか車酔いからは解放されました。

いつもできるだけ目線を上げている。
こんなおよそ誰でも、すぐに簡単にできるこの習慣で、心身の健康度は大いに高まります!(極意塾投稿No.062)

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