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小学四年の学力があれば大丈夫:小学四年理論(3)

学歴には、学校歴、すなわち、どの学校で学んだかというものと、学問歴、正確には学問思弁行歴、すなわち、何を学び、何を問い、何を思い、何を弁じ(語り)、何を行ってきたかの2種類があります。

どの学校に学び卒業したかということも、その人の個性の重要なポイントのひとつにはちがいありません。

けれども、少し考えれば当たり前のことですが、その人はどういう人ですか、ということについては、学校歴だけではほとんど答えになりませんね。

その人の学問思弁行をつぶさにみれば、その人となりはほぼ正確に理解できるでしょう。

実際問題として、例えば、松下幸之助さんを引き合いに出すとわかりやすいと思いますが、小学四年までしか学校に行かなかったとしても、幅広い知識、深い洞察力など、本物の「学問」を身に付けた人は数限りなくいらっしゃいますね。

私はたくさんのそういう方に逢ってきました。

人を正しく理解するには、学校歴も参考にしつつ、その人の学問思弁行歴をしっかりみるのが正しい方法ですね。
これも人間理解の極意に入れたいことです。(極意塾投稿No.146に追補)

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