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わかりやすく話す(16):短く句切る

自分の話がわかりやすくて面白くて相手によく伝わったら素晴らしいではありませんか!

文章と同様、話においてもセンテンスが短い方がわかりやすい、という話です。

「ですが、~」「なので、~」「しますと、~」「けれども、~」「とか、~」などと延々とつながれると、聞いていて疲れますし、話に集中できなくなります。

しっかり「です」「ます」で句切ると、歯切れがよくメリハリがきいて聞きやすくなりますね。

話を続けるには、次に「しかし」「ところが」「だから」「また」「さらに」等から始めれば問題ありませんね。

短く区切ったスピーチの代表例としては、 小泉純一郎首相の「痛みに耐えて、よく頑張った。感動した!」(平成13年5月。横綱貴乃花に)が思い起こされます(笑)。

反対に、延々と続く話の代表例のひとつは、勝小吉の『夢酔独言』ですね。江戸時代の書物ですが、話し言葉のような書きぶりで、延々と話が続きます(笑)。これはこれで語りの面白さのひとつなのでしょう(笑)。

身近なところでは、最近多くなったズームでの短時間コメントで、話をほとんど区切らずに語る人をよくみかけます。
そういう人は、ほぼ例外なく話が長いですね(笑)。
そして、話が長い割には、残念ながらあまりわかりやすくもなく、印象にも残りません。

短く区切る。……およそ誰でも、すぐに簡単にできることです。これだけで、話はわかりやすくなり、好印象を与えることにもなります。(極意塾投稿No.410)

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