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親しみを感じさせ話しやすくする極意:目高理論

話をしている時、相手がどんどん話しやすくなっていき、話が弾み、そのうえ相手に好意を持ってもらえたら素晴らしいではありませんか!

学生のときのコンパで、一目で好きになっていたS子さんとカウンターで隣りに座り、大チャンスを迎えました!

が、……すぐに話がつまってしまい、どうしていいかもわからず、黙って飲み続けるばかりでした(涙)。

それで、その恋はあえなく終わってしまいました(涙笑)。

そのぐらい私は座談が下手で、周りでは話がどんどん盛り上がっているのに、それに加われず黙っているしかないことが多々ありました。
実はそれが一番のストレスでした!

氣心知れた男同士でバカ話をする分にはストレスは感じませんでしたが(笑)。

幸せかどうかの決め手は人とのコミュニケーション、とくに身近な人とのコミュニケーションだという話をよく聞きますが、強く納得・賛成!ですね(笑)。

それにしても座談下手の私が、究極の座談とも言えそうなカウンセリングを仕事とすることになるのですから、人生は皮肉に満ちてます(笑)。

カウンセリング技法は随分勉強したつもりです。
「職業カウンセリング概論」「カウンセリング技法」の講義を毎年担当したりもしました。

そして私なりに、およそ誰でも、すぐに簡単にでき、絶大な効果のあるコミュニケーションの技のセットを構築しました。

すべて自分で何度もやってみて効果の高かったものばかりです。(極意塾では実験実証に徹して空理空論は捨てています。)

早くから試して、とても良かったのでずっと続けていたのは、相手と目の高さを合わせることでした。

これは、あなたと私は対等ですよ、あなたとは上下関係ではなく対等の関係で付き合わせていただきますよというメッセージでもあります。

15分も目の高さを合わせていると、自然に親しみを感じます。
前からずっと友だちだったような感覚になります。

「上から目線」とはよく言ったもので、目の位置を相手より高くし続けていると、相手は威圧され、服従を強いられているように感じます。
反対に、喧嘩する時は絶対に相手より目の位置を低くしないことです!(笑)

カウンセリング場面では、クライアントの目の高さに合わせ続けました。

中にはうつ向いてテーブルに顔が付かんばかりの人もいましたが、そういう時はこちらも負けずにその位置に顔をもっていきます。

そうしていると、相手の方から徐々に顔を上げてくるのです。
そして15分もすれば、ごく自然な体勢になっているのが常でした(笑)。

小さな子どもと話すとき、ごく自然に膝を折り曲げ、目線を低くしますよね。
みんな目線の高さの意味を知っているのではないかと思います。

最大の効果は、相手が話しやすくなることですね。

相手が話しやすいようにすることも、カウンセリングの基本技法、そして日常生活でも大いに役立つコミュニケーションの技ですね。

相手と目の高さを合わせる。
およそ誰でも、すぐに簡単にでき、絶大な効果のある技のひとつです。
(極意塾投稿No.064)


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