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時間は未来から過去に流れる(2)

前回のものと同様の内容だが、非常に重要なことなので繰り返す。

いつも先が読めて、危険を回避し、チャンスをものにできたら素晴らしい。
君にはそのように生きて欲しい。

時間についての認識が、「時間というのは過去から未来に流れているのではない。未来から来て、現在を通り過ぎ、過去に流れていくものだ」と変えれば、思いの対象がが未来にシフトする。

過去にどうだったか、今どうなのか、それも大切だけれども、これからどうなるのかを中心に思い考えるようになる。

(過去のことは、登場人物がすべて出そろっていて、ストーリーもできあがっているから、映画でも観るように、細部まで再現できる。
私は、いつも少年時代の思い出に耽っているうちに、郷愁にかられて神経衰弱とはこういうものかと思うような状態になってしまったことがある。そのようになる必要はどこにも無かったのだ。)

川に架かっている橋の上にいると、水は上流から来て、橋の下を過ぎ、下流に流れていく。

流れ過ぎた水はけっして戻って来ることはない。

しかし、上流からは次々と新しい水が流れ込んで来る。

過ぎ去ったものはもうどうしようもない。
ということは、それはもうどうでもよいということだ。

それよりも、これから起こる事のほうがよほど大事だ。

要は、過去よりも未来に氣を向けるということだ。

これは、未来を心配することでも、過去を否定することでもない。

自動車の運転に例えるなら、前方をよく見るというほどのことだ。

時間についての認識が変わるだけで、いつも先が読めて、危険を回避し、チャンスをものにできるようになる。
だから、これは極意だ。

極意塾では、これを常に心を次のことに向ける:「次行ってみよう」理論、さらには、「ハイッ、次!理論」として紹介しているよ(笑)。

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