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心を整えいい氣分でいられるようにする極意:見上げてごらん理論(2)

自分の目よりも上にあるものを見ているか、下にあるものを見ているかによって、心身の状態は変わる!
対人関係でも、この原理は働いています。

喧嘩をするなら、絶対に相手より目の位置を高い所にキープするのがコツです(笑)。見下ろすようにすると威圧感が出ます。相手は怯(ひる)みます。

短時間では効果が現れないかも知れませんが、これが15分、30分、1時間と続くと、徐々にそのようになっていきます。
逆に、相手より目の位置が低い所には長く留まってはいけないということですね。

裁判所でも、裁判長の席は必ずいちばん高い所に置かれています。

相手と常に目の高さを同じにしていれば、親近感、親しい感情が湧いてきます。
上下関係ではない、基本的に平等で同等の関係、最もわかりやすい表現では、友だちの間柄であるように感じるようになります。

これは人間関係の極意ですね。
親しくなりたかったら、いつもいつも、相手と目の高さを同じにしているだけで、親しくなれるのです。

人は、友だちが相手であれば、対等の関係、氣の許せる関係ですから、話しやすくなります。当然話も弾みます。コミュニケーションがスムーズになるわけです。

極意塾では、コミュニケーションがうまくいかずに悩んでいるという人に、ぜひ、このおよそ誰でも、すぐに簡単にできる技を使っていただきたいと思うのであります。すなわち、

①目上の人が相手なら、できる限りは自分の目を相手よりも低い位置におく。こうすれば、目上の人は、目上の立場からの話がしやすくなります。結果として、話は短くて済みます(笑)。

②親しくなりたい相手なら、できる限り相手と目の高さを同じにする。

③どうしても注意したり、きついことを言わなければならないときは、できる限り相手よりも目の位置を高くして言う。

こんな簡単なことで、コミュニケーションは格段にうまくいくようになります。なぜかと言えば、それは人間はそのようにできているからと答えるほかにありません(笑)。(極意塾投稿No.044)

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