会話を豊かな楽しいものにする:倍返し理論(1)
会話が樂しくなり、盛り上がり、たくさんの興味深い情報が得られ、相手は自分に好意を持ち、自分と話したことを喜んで別れる。いつでも、誰が相手でも、そうできたら素晴らしいではありませんか!
結果はすごいのに、やることは極めて簡単な技、すなわち極意があります。
相手の話したことの倍の量の情報を返す。ただこれだけです。
これを極意塾では「倍返し理論」と称しています。
例えば、
「暑いですねえ」と声かけられれば、同じように「暑いですねえ」と答えるのではなく、「いやあ暑いですねえ。今日は30度超えるみたいですねえ」などと情報を付け加えて答える。
「出身は東京ですか?」と声かけられれば、「そうです」とか「はい、東京です」とだけ答えるのではなく、「東京ですが、奥多摩の山の中ですから東京らしくありません(笑)」などと情報を増やして答える。
「嬉しかったですか?」と声かけられれば、「嬉しかったです」とだけ答えるのではなく、「嬉しかったです。天にも昇る氣持ちってこういうものかと思いました」などと情報を増やして答える。
「阪神、今年は調子よさそうですね」と声かけられれば、「調子いいみたいですね」だけではなく、「絶好調のようですね。ケガ人さえ出なければ優勝争いの一番手じゃないですか」などと情報を付け加えて答える。
この場合、返す情報があまりにも多すぎると、一方的にこちらだけが話すようになってしまうので、ほぼ二倍程度、相手が一言ならばこちらは二言、という感じがちょうどいいですね。
(極意塾投稿No.052)