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わかりやすく話す(15):再現する

自分の話がわかりやすくて面白くて相手によく伝わったら素晴らしいではありませんか!

場面や心の動きが「再現」されていると、話はわかりやすく生き生きとした面白いものになりますね。
小説も映画も落語や講談も、言動を「再現する」ことを命としています。

講演などでも、誰かが語った言葉などは、表情や身振り手振りも交えてクリアーに再現すると、よりわかりやすくなります。

とくに直接見聞きしたこと、そしてその時に頭をよぎった言葉、すなわち「心中語」が再現されると、とてもわかりやすくなりますね。

落語のように、言い振り、手振り、身振り、そして表情まで真似て再現する物真似話術。……実は、わたくしが子どもの頃、近所のおばさん達が皆よくやっていたことでした(笑)。

わたくしも、講演などでは、ここぞという時に、よく人真似をしたりしたものでした。

しかし、今となって振り返ると、「もっともっとこの再現法を使えばよかったなぁ。公的な場面でも、日常の会話の場面でも。使えば使うほど話はもっと面白くなっただろうし、もっと興味を持って聴いてもらえたぞ。それにもっとわかりやすくなったはずだな……遠慮していたなあ。わかっていたのに! ちょっと失敗だったな。これからは大いにやろうぜ。」と思うのです。(これもひとつの心中語の実例です(笑)。)(極意塾投稿No.409)

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