これからの「アウトプット」の話をします。
アウトプットしようと意気込んでnoteを始めたものの、2020年8月から約4ヶ月、投稿した記事は16個。多いか少ないかは置いといて、成長できたかと問われるとなんとも言葉に詰まります。私は自己成長のためアウトプットが必要だと考え、noteを始めました。しかしnoteを活かしきれてないまま時間だけが過ぎていきます。noteだけがアウトプットの手段ではありませんが、やると決めて始めた以上は前向きに取り組んでいきたいと思います。そこで改めてアウトプットについて考えてみます。
以前に『アウトプット大全/樺沢紫苑』を読んで記事にしましたが、アウトプットがいまいち身についていません。本は読んだ、記事も投稿した、で終わってしまっているのが問題です。記事を書いてアウトプット完了ではなく、その後も継続して実践してこそ真のアウトプット、行動に変化が起きてこそ成長です。私はそれができていません。記事を作って満足して終わってしまっていました。これじゃあいくら本を読んでも意味がありません。目的は本を読んで記事を書くことではなく、読んだ本の内容を活かして成長すること。note記事を書くのはそれを補助する手段に過ぎません。改めて過去の記事を読み返してみて「ああ、こんなこと書いてたのか」とすっかり忘れている自分に気付きました。でも記事を読んでみて徐々に記憶が呼び起こされてきたので、記憶補助装置としていくらか機能してることも確認できました。『アウトプット大全』も読み返してみて、今心に留めておきたいメッセージを3つ選びました。
1)人生を変えるのは、アウトプットだけ
確かにアウトプットは行動であり、行動が変わらなければ人生も変わりません。例えば、どんなに音楽を聞いても、聞いてるだけでは楽器が弾けるようにはなりません。楽器を選んで、手に入れて、練習する。この行動を起こすことで楽器が弾けなかった自分から弾ける自分へと変化します。楽器が弾きたい場合だけではなく、聴いて感じたことを発信する、その音楽の歴史や理論を知るなど、別のアウトプットや他のインプットに繋がることも考えられます。インプットから起こせるアウトプットは多種多様です。そのアウトプットによって変化が起きる、そして人生が変わる。アウトプットが必要な大きな理由です。
2)アウトプットは「運動」である
アウトプットは話す、書く、行動する。確かに体を動かしています。アウトプットというと頭を使う行為というイメージもあったため、「アウトプット=運動」という風に捉えてませんでしたが、言われて納得です。体を動かすことで、記憶にも残りやすい。ただアウトプットには多様性があります。愚痴る、悪口を言う、意見という名の誹謗中傷・罵詈雑言、それらもアウトプットです。このアウトプットでは健全な成長は見込めません。そういったネガティブなアウトプットとは距離を置き、自分くらいはポジティブなアウトプットで満たしていきたいです。
3)アウトプットの結果を見直し、次にいかす
行動するだけではまだ不十分。成長とは変化であり、進化です。良くなかった点を改善する必要があります。そのため次にいかす、「フィードバック」が成長には不可欠です。何も考えずに体をうごかしてるだけの場合と、改善点に気付き少しづつやり方を変える場合では、後者の方が成長スピードが速くなります。アウトプットをそのままにせず、改善しながらアウトプットを継続していきたいと思います。
そして更なる刺激を求めて『アウトプットする力/斎藤孝』を読み始めました。双方に共通していることは、やはりアウトプットの比率を上げるという点です。ほとんどの場合はインプット過多でアウトプットが足りていません。確かに私も本を1冊読んで、記事を1つ書いているだけなのでアウトプット比率が高いとは言えません。いつかの振り返りで1冊に対して記事は1つにするとか、頻度より品質重視とか書きましたが、むしろその逆で質より量です。品質重視にすると考えた時は、拙い文章を晒したくない、恥をかきたくないという感情があったのだと思います。読んだ内容が新鮮なうちにアウトプットする。そうすることで生きた情報、生きた記事が書けると思います。完璧を求めすぎず、今回がいまいちでも、次回がいまより成長できていればそれでOKとします。
完璧を求めすぎないというのは読書方法についても同じです。本は最初から最後まできちんと読まなくてはいけないと思い込んでいました。でもその思い込みによって中々読み進められなかったり、つまらないと感じていても一応読んでおこうと考えてしまっています。その結果、本当に読みたい本、読むべき本に時間を割けず、読書時間が足りないと焦ってしまいます。読書は楽しんで行うものです。無理して読破しなくていい。好きなところを好きな順序で読めばいい。そういった緩いルールで読書を楽しみつつ、本のいいとこ取りをしていきたいと思います。
さあ、アウトプットしよう。
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