スペイン人にとって「サッカーグランド」とは
スペインでは、サッカーグランドは単なるスポーツ施設ではありません。
もちろん施設自体の存在価値はサッカーです。平日の午前には学校が体育の授業などで使用され、午後から夜にかけては子供から大人までサッカーの練習を行い、週末には毎週リーグ戦が行われます。
このようにスポーツ施設としての基本的な役割もこなします。
ただ、僕が
「文化として根付いているサッカー文化」
ってこういうことか。と、本当に思うところがあります。
それは、
サッカーに関心がない人たちも集まる集いの場でもあるということです。
グランドには観客席があり、サンドイッチ食べれてカフェやビールも飲めるバルがあります。
そこには、サッカー好きの人たちだけでなく、
観客席で楽しそうにおしゃべりする女子達や、
ビール飲んであーだこーだ話している陽気なおっちゃん達、
グランドの隅っこで友達と遊んでいる幼い子供達が沢山います。
そして、リーグ戦が行われる週末には、
子供の試合応援に来る保護者たち、友達の応援に来る少年たちで賑わいます。
興味がない人たちも当たり前のようにグランドに集まる文化。
育成やプロ、セミプロ、アマチュアまで毎週、3-4試合は会場に足を運んで観戦する僕ですが、飽きることなく、楽しめているのはこういったスペインサッカー文化があるからこそだと、感じますし、それは紛れもなく、今の自分の仕事を好きである理由の一つです。