若い選手が成長する為にこだわるべき環境選び
スポーツをしていれば、
あの人、学生時代は凄かったのに…
っていう言葉をたくさん耳にしたことがあると思います。
プロ選手になっても、大成する選手よりも、埋もれてしまう選手の方が圧倒的に多く、プロ生活を続けていくのも非常に困難なのが、シビアなスポーツの世界。
埋もれてしまう理由は沢山あり、人によって異なりますが、今回は、
「環境選び」
について、個人的に思うことを述べていこうと思います。
まずはサッカーにおいての「環境選び」と聞いて、
パッと出てくるものをいくつか上げていきます。
・給料、待遇
・レベル (リーグ、選手、指導者)
・施設 (グランド、クラブハウス)
・場所 (国、地域)
・選手、スタッフ人数
・監督(サッカースタイル、相性)
などなど、沢山あります。
何が最も重要なのかの優先順位は選手それぞれの価値観で決まると思いますが、
タイトルにもある通り、
「若い選手が成長する為にこだわるべき環境選び」
という、条件で考えたときにどれを優先するべきなのか。
僕は絶対に、レベルと場所(特に国)を優先すべきだと考えています。
レベルに関しては言うまでもなく、上を目指している選手であれば誰しもレベルの高いチームやリーグに所属したいと考えると思います。
しかし、いくらハイレベルな環境で日々の練習していても試合で実践経験を積まないことには選手としての成長には繋がりません。
試合に沢山出れる可能性の高い環境を選ぶこと。
僕の勝手な印象かもしれませんが、アジア人はハイレベルな練習の環境にやたらとこだわりが強いです。
しかし、その考えが強すぎると、いつかは成長に限界が来ると僕は思います。
なぜなら、高いレベルに身を置くことばかりにこだわりすぎると、成長していることをアピールし、自分のレベルがどれほどのものなのかを見せるチャンスが少ない環境に身を置いている場合が多いからです。
そういった環境に身を置きたいという意識は素晴らしいと思います。
ただ、個人的には、試合に出場して活躍した実績を持つ選手たちにそういった環境に身を置く資格が与えられるべきだ。と考えています。
結局は、コンスタントに試合に出場できる可能性の高い、自分に適した「レベル」を現実的に選ぶべきなんです。
そして、次に場所(国)、
例えば、僕が住んでいるスペイン。
ここで起きていることは、
現実的な判断で環境を選び、試合に出て、自分の実力をアピールできている選手にステップアップするチャンスが訪れます。
逆に、見栄えばかりを気にし、背伸びした環境選びをする選手は、試合に絡めず、結局、プレー時間を求め、カテゴリを落とすなどのステップダウンを強いられます。
ヨーロッパはリーグレベルが高いですが、活躍すればステップアップへの道は必ず開けます。
今、置かれた「場所」での活躍が認められた選手だけに這い上がる資格が与えられるということを忘れないでほしい。
短いサッカー人生、
若い時は見栄えや、待遇よりも
冷静に、現実的な「レベル」と、モチベーションを高めることができる「場所」にこだわった環境を身を置くことを意識しましょう。
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