初めての金継ぎ(8)_粉固め

前回の作業の後、本来ならば一晩おくところ、旅行などで結局1週間空いてしまった。
今日は前回蒔いた金の上にさらに漆を塗る「粉固め(ふんがため)」の作業。取り出してみると、はみ出した金もばっちり固まってしまっている様子だけど、予定通り作業を進める。

まずは生漆を同量のテレピン油で薄め、綿棒で金を蒔いたところに塗って、余分な漆をティシュで拭き取る。

テレピン油と生漆を混ぜる。本には「薄める」としか書いてなかったけど、なんとなくザラつきがなくなるまで練ってみた。
漆を塗っているところ。綿棒を左手に持っているのは右手でシャッターを押すためなので、これはただのポーズだ。
漆を塗ったところ。


余分な漆を拭き取ったところ(表)。
余分な漆を拭き取ったところ(裏)。

拭き取る工程では「ティッシュにつかなくなるまで」と書いてあったので、拭き取った紙を確認しながら拭いたんだけど、何度拭いても色がついてくるので一生懸命こすってしまった。あらためて確認したら「そっと押さえるように」だって。
やっちまった。が、やっちまったことは仕方ない。
このまま一晩おくことにする。
いよいよ次は最後の仕上げだ!


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