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初めての金継ぎ(2)_貼り合わせる

今日の金継ぎ。
生漆に強力粉を混ぜた「麦漆」を破片の断面に塗って接着した。
「麦漆」は、強力粉に水を混ぜてガムのようにした後、生漆を混ぜて作る。練っているとだんだん大和芋のような粘りが出て糸を引くようになって、それが完成状態らしい。
乾く前から案外接着力があるので、ぐずぐずしていたら若干段差ができてしまった。ここは次の段階の穴埋め作業でどうにかすることにした。
ヒョウタンツギ状態で霧を吹いた箱に入れて、1週間ほど硬化させる。
今回は、おせちが入っていた木箱がちょうどいい具合だったので、これを使った。
漆は乾燥させるのではなく、空気中の水分を取り込んで漆中の酵素を反応させて硬化させるのだそうです。
室温20〜25℃、湿度70〜80%が適しているそうなので、空気が乾燥して気温が低い冬はあまり向かないみたい。
でも始めてしまったので仕方ない。
これで1週間待ってみる。
漆が肌に触れるとかぶれてしまう可能性があるので、途中の写真が撮れなかった。


強力粉にくぼみを作って水を入れ、練り合わせる。

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