バフ人材の”サンドグラスモデル”
5秒でわかる 記事要約
・似ているものは組み合わせるのが鉄則
・バフ人材の全体構造="サンドグラスモデル"
・砂とは、「知識、経験、実績、お金」
・砂は、”内省”や”投資”をして、初めて意味が出る
・美味しい料理の「レシピ」を手に入れよう
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こんにちは。米川(@yoneshi0320)と申します。
現在2社で代表/役員を務め、普段は大企業に対し人事領域の支援をしています。
noteのテーマは、”バフ人材”。
全員複業&パラレルワークで経営しつつ、大企業と複数プロジェクトを行う経験や直近プロジェクトでの学びなど、ここでのみ読める内容です。
リモート/テレワークで今までと違う領域・職種の人との仕事が増え、あまりうまくいかない方の参考になれば嬉しいです。
今回は、前回2記事のまとめです。未読の方は先にこちらをどうぞ。
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2つを1つに
前々回と前回で、バフ人材についてそれぞれ、図で解説しました。
どちらも正三角形。よく似ていますね。
ここでゲームの鉄則に則(のっと)ると、似たアイテムをゲットした場合、取るべき行動は1つです(みなさんの頭にはすでに浮かんでいると思いますが)。
2つの組み合わせを疑いましょう。
ミラ・ジョボビッチが映画主演を務めた某ゾンビゲームでは、緑と青、色違いのハーブを組み合わせると、体力がより回復するアイテムになります。
ちょうど、この三角形も緑と青の2色、ですね。
人に説明できるほど分かる=モデル(型)にできる
さて、2つの三角形の組み合わせ図。
僕はこれを、バフ人材の"サンドグラスモデル"と名付けました。
理由は見た目が 砂時計=サンドグラス に似ているから。
いたって覚えやすいですね。
よく「わかること=分けること」と言われますが、僕はこれを応用して
「人に説明できるくらいわかったこと=分けたものを戻せる=型にできる」
と定義しています。
型、すなわちモデルにするメリットとして、話し手と聞き手がお互いに全体を俯瞰でき、その概念を共有しやすくなります。
ゆえに、ビジネスの現場でよく用いられるフレームワーク(マーケティングのSTPや、SWOT分析)などは、これら「概念を共有しやすくしたもの」と言えそうです。
それは、ためればいいのか?
砂時計であれば、肝心の「砂」はなんでしょう?
結論から言うと、自分の「外」から入ってくるものなので、砂=知識や経験、活動実績やお金です。
とすると、行動すればある程度たまる(溜まる/貯まる)もの。
ですが、それだけでほんとうにいいのでしょうか?
豊富な知識や経験、輝かしい実績と、お金まで持っている。
だけど、周りの人に良い影響を与えない。
なんなら足を引っ張るような言動すら、垣間見える。
みなさんも、今までの人生で一人や二人は、そういう方を見た/出会った のではないでしょうか?
砂時計というのであれば、砂は、下に流れるべきです。
そう。
どうやら真ん中に砂をためるだけでは、優秀なバフ人材としてなにか、欠けていそうです。
想像するための”内省”、創造するのための”投資”
では、上の層から下の層に砂を流すために、なにが必要なのでしょうか?
これも結論からお伝えします。”内省”と”投資”です。
内省は聞き慣れない言葉ですが、辞書を引くと「自分の思考や行動を振り返る行為」と言えそうです。
内省
1 自分の考えや行動などを深くかえりみること。反省。「過去を内省する」
2 「内観(ないかん)」に同じ。
出典 小学館デジタル大辞泉
つまり、(優れた)バフ人材であるためには、
1)知識や経験を内省することで、そこから学びを抽出する。
学びを用いて、つくりたい未来を想像できるようになること。
2)時間やお金を投資し、新たなスキルやツールを獲得する。
これらを用いて、つくりたい未来を創造できるようになること。
この2つが必要です。
内省と投資は、美味しい料理の「レシピ」
知識や経験、実績やお金は、料理で言うなれば「食材」です。
質が良く旬の食材は、美味しさや栄養を有していますが、それらを活かすレシピを知らないと味や栄養を損(そこ)ない、文字通り「血肉」になりません。
レシピがあれば、美味しい料理が完成するのを想像でき、また実際に創ることさえできます。
まとめ
・似ているものは組み合わせるのが鉄則
・バフ人材の全体構造="サンドグラスモデル"
・砂とは、「知識、経験、実績、お金」
・砂は、”内省”や”投資”をして、初めて意味が出る
・美味しい料理の「レシピ」を手に入れよう
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ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
このnoteをきっかけに、バフ人材に興味を持っていただけたら嬉しいです。
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次回は2021年08月21日(土)更新予定
よろしくおねがいします。
がんばるぞ。
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