そのターゲット設定ではダメ:新人が企画案を書く方法
デジタルハリウッド大学でゲームづくりのゼミやラボをやったり、オンラインで「ゲームづくり道場」を開催している米光です。
デジタルハリウッド大学の米光ゼミで「ターゲットとは何か」という話をした。
そのターゲット設定ではダメ
というのも学生の企画書の「ターゲット」がぜんぜん絞れてなくて、書いてる意味がないものが多いからだ。
企画書に「ターゲット:RPGが好きな人」とか書いている。これが、たとえば音ゲーの企画だったり、カードゲームの企画だったら、多少は「お、どういうこと」となるが、RPGの企画書に、である。
RPGの企画書に「RPGが好きな人」がターゲットって、「RPGに熱中する人はRPGが好き」というどうどうめぐりの内容のない記述だ。
「ターゲット:ゲーム好きのスマホユーザー」なんてのもあって、プラットホームがスマホで、ゲームなんだな、ってだけで、ターゲットではない。
「ターゲット:20代の女性」「ターゲット:10代後半から40代の男子」「ターゲット:F1層」とかも、いまどきは通用しない。
一時期、「ペルソナを設定しよう」っていうのが流行った。ターゲットの詳細なキャラクター設定をする手法だ。これが有効な場面もある。だが、学生や新人が企画を作るときに飛びつく手法ではない。
では、企画案を作るときにターゲットをどう考えればいいか。特に、まだ実績もファンもない学生が作品を作る場合で。
ターゲットを考える第一原則
考え方は簡単だ。
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