推敲の実際:telling掲載『バード・ボックス』レビューを例として
朝日新聞telling「熱烈鑑賞Netflix」のコーナーで『バード・ボックス』の紹介を書いた。
サンドラ・ブロック主演のサバイバルサスペンス。最初のパニックシーンの凄さ! 「何か」を観ると発狂してしまう人類滅亡直前世界でのサバイバルホラーの傑作。
冒頭をどう推敲したか
こういう傑作は、素直にストレートに紹介しようと思って書いたら、肩に力はいっちゃって、けっこうな悪文に。たとえば、書き出し、最初はこんなふうだった。(以下、「実際の原稿冒頭を使って、推敲の実例を示す」「題材とする作品の選び方」が続きます)
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