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3つの言葉を使って創作。(創作24)


薬 暖簾 コーラ


A:昨日、病院に行って薬をもらってきたんですけどね。

B:何?どこか悪いの?

A:それは聞かない約束だ。

B:約束した覚えはないんですけど…

A:昨日、病院に行っておじいちゃんの薬を代わりにもらってきたんですけどね。

B:分かるように言い直してくれた!それで?

A:プラセボ効果ってあるじゃないですか。

B:効き目のある成分が入ってなくても、本人が効き目があるって思えば症状が改善されることがあるってやつね。まさか、おじいちゃんで実験を?

A:してないんだけど、プラセボ効果の説明をして薬を渡したら、変な顔してた。

B:薬を渡す時にその説明されたら、本物の薬か疑うでしょ。

A:そうかな〜次は自分で取りに行くって言ってたから、絶対に私が行くって止めておいた。

B:はい、怪しさが倍増されました。それを言ったことでおじいちゃん、ますます疑ってるよ。

A:は、何もしてないんですけど。

B:こわ。薬でもやってるの?

A:漢方薬を少々。

B:そういう意味じゃない。

A:どういう意味?

B:詳しくは言えないから察して。

A:…察しました。

B:察してくれてよかった。

A:話変わりますけど、暖簾ってありますよね?

B:ありますよ。

A:え、どこに?

B:いやここにはないよ。

A:ありますよ、って言いましたよね?

B:暖簾ってありますよね、ってあなたが聞いてきたんですけど?

A:あぁ、概念の話ですか?

B:してません、してません、概念の話なんて。え、大丈夫?やっぱり薬とか…

A:やってません!絶対にやってません!神に誓ってやってません!

B:否定の仕方がやばいって。食い気味の否定と、強めの否定はやめた方がいいよ。勘違いされるから。

A:だから、やってないから!やってないのに!やってやろうか!

B:その3段活用なに?怖い。落ち着いて。

A:コーラください!

B:急に注文もしないで。ここファミレスじゃないし、店員でもない。

A:漫才って、そういう体で喋るものでしょ。

B:急にまともなこと言う。

A:そういうふざけたキャラを演じています。

B:あんまりそういうこと言うと、やりにくくなりませんか?大丈夫ですか?

A:演技だから、なんでもありです!

B:確かにね。



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さいたづまいろ
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