現地採用について冷静に考えてみた。

これは、現地採用として日本企業に強める予定／考えている方々向けの記事になります。

現地採用って何？

現地採用とは、日本人が、日本国外で、その国の現地住民と同じ条件で採用をされることを指します。

現地採用の日本国外での働き口は？

基本的に日系企業か日系企業以外になります。

どの国でそのような採用をしているの？

日本国外全て。日系企業は、アジア圏がダントツでの採用が多いです。タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど東南アジアは特に多いです。
欧米や欧州ではそういう雇用をするケースが少ないです。理由は後ほど記載しますがVISAや給与水準、そしてそもそもそこの駐在員が英語やその国の母国語を話せる人財を派遣するため。
では同じアジア圏の韓国や中国/香港/台湾、シンガポール、インド、カンボジアはどうなるか？
韓国：ほとんどの企業が韓国在住の日本人を必要としない。理由はいくつもあるが、韓国での就労VISAの取得難易度や、当たり前ではあるが自国の韓国国民の採用を優先している。
中国/香港/台湾：中国/香港/台湾在住の日本人を採用するメリットがない。
シンガポール：就労VISAの取得難易度がベラぼに高く、駐在員でもそうそういけない。シンガポールの現地採用は他の国に比べて給与水準も高いので、
インド：日本人の需要がない、そもそも日本人が行きたがらない。
カンボジア：現地採用といえど採用する日本人との給与水準があわないし、インド同様そもそも日本人が行きたがらない。
日系企業以外：日本語が流暢だけで採用する企業はほとんどない。理由は現在どの業界でも日本の市場が小さいため、利益を出しづらいから。中国語か英語が流暢に喋れた上で、日本語が喋れれば採用されるかもしれないでしょう。

現地採用の日本人について

日本国外で、その国の現地住民と同じ条件で採用されるので、採用される国にかなり依存します。給与水準や採用条件、福利厚生などなど。
個人的には、「日系企業への就職は避けるべき」と伝えたいです。
理由は、端的に言えば海外における日本人版の特定技能であるため。その企業へ長居をしなければ、これには当てはまらないでしょう。
ただ、例えば新卒程度の給与で残業代が出ず、福利厚生もないに等しい国より、ギスギスした日本で仕事するよりはいい、と思われる方はそれでいいかもしれないです。私の知り合いにそういった方々はいますので。
要は本人次第です。

どこかでまた続きを話すかもしれないですが、「本人次第」がポイントです。日本かそうじゃないかは些細なことで、自分の目的にあった場所で生活するがやっぱり一番と最近思い始めた私です。