職業勇者
ここ数日、広告につられてマンマとLINE漫画を読んでいる。
子どもの頃何度も読んだ「ガラスの仮面」
なつかしいなぁ
何をしてもダメダメのマヤちゃん(主人公)が、演劇をしている時だけはスターになれるのだ。
彼女は、誰がどう見ても”女優”だ
”何者”にもなれない劣等感
”何者”にもなれない自分を嘆く人って結構多いと思う。
私もその1人だ。
”何者”の定義は人によって変わるとおもうが、私の場合は、突出したなにかを持っていることだ。
もっというと、社会からラベリングされたい。
会社でのポジションは? 部長?課長?
職種は? デザイナー?コンサルタント?
業種は? 人材?マーケティング?
あなたは何の仕事をしてるんですか?と聞かれた時に「〇〇です!」と胸をはってこたえられる何かがほしい。
よく言えば、広く何でもそれなりにできる。
でも、悪く言えば何のプロでもない。
これは劣等感として私の中の深い奥底に沈んでいる。
よく見る夢がある
同じ「満点」ではあるが、私と隣の子では難易度が違う。
遅刻したあげく、簡単な問題でひょいひょいと満点をとって何になるんだ。
と、まあ夢の中にもかかわらず劣等感を強烈に感じている。
きっとこれは私の中に眠っているものなんだろう。
この分野なら絶対1位をとれる!というものが私にはないのだから。
(まあ多くの人はないんだろうけど。上を見たらキリがないし)
職業勇者
この「広く浅い」という劣等感が、少しだけ軽くなる魔法の言葉を最近もらった。
歌って踊れてひな壇トークもいけるアイドルって最強。
私は、推しがバラエティで活躍していると「嬉しい」と感じる。
アイドルとして歌って踊れるのは当然のこと、それ以外の実力もあるってすごいことじゃないか。
少し話が飛ぶが、以前、闇落ちして自宅に引きこもっていた時「職業は勇者です!」とふざけて言っていた。
だって、昼夜問わずドラクエをやり続けていたから。
勇者は、全パラメーターが平均よりは高いけれど、何かが突出して高いわけではない。
パーティーによって、アタッカー(攻撃役)にもなるし、ヒーラー(回復役)にもなるし、タンク(防御力が高くてしぶといやつ)になることだってある。
つまり、勇者は「なんでもできるけど、なんにもできないやつ」だ。
ただ「勇者」という称号を持っているだけ。
※異論は認めます
歌って踊れて、ひな壇トークもできる
イコール
戦って回復できて、盾にもなれる
アイドルと勇者は根底では似ているのかもしれない。
そして、ちょっと自分も似ているかもしれない。
勇者が突出しているのは”行動力”
では、何が勇者を勇者たらしめているのか。
それは、”行動力”だと思う。
考えてみてほしい。
突然「お前は勇者だ、魔王を倒して来い、さあ行け!」と言われて、普通の人は行かないだろう。
なのに、勇者はなぜか冒険に出かけていくのだ。
魔王を倒すためには、様々な試練があって(時には死んで)それでもめげずに魔王に向かっていくのはなぜなんだろう。
ずっと不思議だった。
でも、実はこの”行動力”こそが勇者なのではないか。そう思うようになってきた。
以前上司に「馬力がある」ことを褒めてもらったことがある。
これはつまり私にも少なからず”行動力”があると言って良いんじゃないだろうか。
「なんでもできるけど、なんにもできないやつ」だからこそ、突き詰めていくべきは”行動力”なのかもしれない。
まあ結局、最初に求めていた、社会からのラベリングには辿り着けないけど。
残すところあと4日!
ないネタを振って頑張る