よんでない人

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あのアニメとその主題歌

先日、ちょっと心躍る報せが来ました。 今からちょうど30年前、日本テレビ系列で放映された『雲のように 風のように』という単発アニメが、この度BS12にて再放送されるとのこと…! しかも、放送時間(19:00〜20:30 本編は80分間)を見るに、もしかするとノーカット版…?かも…?過去にも数回再放送があったようなのですが、いずれも一部カット版となっているそうなので、今回は否が応でも期待が高まります…わくわく。。 この番組の本放送があったのは、1990年3月21日(春分の

    • 歌を演じる人びと

      「自粛」という名目の、世にも珍しい連休期間中からこっち、すっかり80年代音楽の魅力に取り憑かれてしまった私です。 なぜこんなに惹かれてしまったのか、、 改めて考えてみると、作り手それぞれが自身の仕事を全うし、次々とリレーしていく完全分業チーム制であること。各段階で垣間見ることのできるプロの技の数々とその集結。全体を通して感じられる壮大なプロジェクト性。そういったところにいちいち痺れて感動せずにはいられない…という感じでしょうか。 作詞、作曲、編曲、演奏、歌…各持ち場での

      • 80年代をいただく

        私の職場も、今月20日までが休館となりました。とは言え、職員は通常通り出勤せよ、とのこと。 図書館ってとこは、接客業務がストップしたとしても、他にやる事がなんぼでもあります。今は、この休館を利用して来館者のリクエストを汲んだ大幅な配架替えに着手していて、もはやおちおち休んでられねー!という状況のドM集団っぽさを発揮しております。働きすぎかもね、日本人。。 そんな中ですが、ふだんは職員がバラバラに休んでカウンター業務やイベントなどを回さねばならないところを、揃って休んでも大

        • 言葉よ

          前回のnote以来もう1ヶ月、おそらく毎日怒っている。 先日ツイッターで「怒るのって娯楽」というフレーズを見かけたけれど、私においてはこれは全く当てはまらない。怒ることって、身体にも心にもストレスになっているな…としか思わない。娯楽などと評されるような爽快なものなどであるはずはなく、できれば怒らずに暮らせる方がありがたい。 これから訪れるせっかくの良い季節を、いつもと同じく穏やかに過ごせたら…などと思わないでもないけれど、今年の春は穏やかさとの引き換えに、ひたひたと迫り来

          ある受験生のある朝のおはなし

          あの日の朝。広島にあるビジネスホテルの一室で、緊張をほぐそうとトイレで一息ついたところでした。 かなり激し目にドアを叩く音とともに、「…火災が発生しました!急いで下へ降りてください!」というかけ声。 えっ、、こんなタイミングでまさかの避難訓練?!出発時間まで少し余裕はあるけれど…などと、ぶつぶつ呟きながらトイレを出て、廊下に面するドアから外を窺ってみると、もう向こう側に人の気配はなくなっていました。 えー、、なんだろう、これ。。他のお客さんはどうしてるのかな…と、戸惑い

          ある受験生のある朝のおはなし

          おとなのかがく

          先日、職場のツイッターアカウントでタイムラインを見ていたところ、こんなレファレンス(利用者の質問に答える図書館業務)事例が紹介されていました。 、、、まじで?! すごくない?! リンク先のページでは、ここに書かれたとおりの記述が見られる本を参考資料として上げておられます。 さっそく当地の気温データで積算をしてみました(すぐやる課)。 近隣の気温観測データのうち、2月4日(立春)〜昨日(このエントリーは2/19追加)までの最高気温合計は、190.4度でした。540度ま

          おとなのかがく

          おすすめ返され本

          職場で年末年始の恒例行事となっている本の福袋企画。ここ数年はノーテーマで職員のおすすめ本を3冊入れていたのですが、今年はジャンルがあるものも加えてみよう、ということになり、「ファッション」「歴史」「スポーツ」とかのジャンル設定で選書したものも用意しまして。そのうち私の担当は、「手芸」と「海外の古典文学」の2つだったのですが、こちらで毎度書いているとおり、読んでないんですよ、本。職業上、本の情報だけは日々ガバガバ入り込んでくるんですが、だからって気になる本が読めているかと言えば

          おすすめ返され本

          探しつづけている絵〜アラビアンナイトのお話(仮)その2

          前回の更新からまもなく1ヶ月、良いお年を〜、も明けまして〜、もいい感じに落ち着いてきて、七草粥の日も終わりました。 我が家の七草粥です。 米以外の具材は、白菜・白ねぎ・ラディッシュ・大根。七でもなければ草でもなし、大根に至っては2種類入ってしまっていますが、今年は七草セットを買いそびれてしまい、仕方なくなんちゃってでごまかしました。 年末年始にかけて風邪のしつこいやつ(notインフル)にやられてましたもので、noteは自主的にお休みさせてもらってました…という七草粥の具

          探しつづけている絵〜アラビアンナイトのお話(仮)その2

          ちょこっと番外編 その①

          前回は、幼少時代にお気に入りだった「私のアラビア本」について書きました。 先日、いよいよ頼んでいた本が届き、果たして再会なるか…!? の、続きを書くつもりでいたのですが、実は1週間ほど前に行ったライブで、いくつか気になることがありまして、この違和感をどこかに書き残しておきたい。。ツイッター?…だと、主張が強過ぎるような気が、、そうそう!noteがあるじゃないか〜。と思いついてしまったので、今回は読書とは全く無関係ネタではありますが(自由)、番外編として記しておきます。こち

          ちょこっと番外編 その①

          探しつづけている絵〜アラビアンナイトのお話(仮)その1

          幼い頃の本の記憶、皆さんはどんなものをお持ちでしょうか? 今回は、私が覚えている限りで最も古い本のお話。とは言え、実はいまだにタイトルが判明せず、(仮)付きです。 おそらく小学校へ上がる数年前。当時は同じような系統の本が世の中にあふれており、それ故になかなかその1冊を特定できずにいて、かれこれ40年近く再会を心待ちにし続けている本。。 ヒントは3つ。 ①昭和40年代後半〜50年代前半頃に出版されたであろう、子ども向けお話全集的シリーズのうちの1冊 ②魔法のランプの話

          探しつづけている絵〜アラビアンナイトのお話(仮)その1

          ひろがることば〜『忘れられる過去』

          前回のポストからの間、久々に小説を読みました。BSプレミアムで放送中の『歪んだ波紋』という、マイ大好物・松田龍平氏が主役を務めるドラマ原作本。感想というか、ドラマのことも含めた雑感めいたものをツイッターでだらだらと書いてます。(https://twitter.com/meromeshi/status/1191847633880412160?s=21) ある一つの出来事を、底知れぬ深さの沼にぽちょん…と落として言い知れぬ怖さを感じさせるのが上手い、塩田武士氏の鮮やかさな手腕に

          ひろがることば〜『忘れられる過去』

          時代小説への扉〜『吉原御免状』

          10月後半ってなんでこんなに忙しいんですかね?しかも、この2週間を振り返ってみたら、形に残る仕事はほとんどやってないというミステリー。唯一この期間に形跡をとどめたものをご紹介。 仕事ではないのですが、とある教室の生徒さんにデザインしてもらった一筆箋のデータを使い、冊子状にして製本しました。ちゃんと1枚ずつちぎれるようになってるんですよ(たぶん)。ど素人の手作業だったので、一つ一つ幅を揃えて切るのが笑っちゃうくらい大変でした。絶対こんなやり方より上手い手があるはずだけど、それ

          時代小説への扉〜『吉原御免状』

          読んでない人たち〜『『罪と罰』を読まない』

          とある辺鄙な地方の公共図書館で、司書の仕事をしています。司書資格を有しているとは言え、昨今のご多分にもれず非正規枠での雇用。それでも1年毎の契約を、かれこれ15年以上更新させてもらってはいるのですが、この一時代とも言えるそこそこの年月の間、驚くほど給与は上がらず(確認してみたら、この間およそ2万5千円ほど基本給は上がっていたけれど、採用当初にはあった、なけなしの賞与が無くなっているというカラクリ)、これほどの低空飛行で仕事を続けている意味って…と、つい考えてしまいがちな日々で

          読んでない人たち〜『『罪と罰』を読まない』