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夢がないと不幸せか? 〜チェンソーマンを観た感想〜

チェンソーマンを観た。

元々私は、マンガ・アニメ・ゲームに触れてこなかった。つまり、おそらく同世代の一般より「友情・努力・勝利」的な美意識のない人間だった。
そんな私がチェンソーマンを観ようと思ったのは、好きなラジオ「ハライチのターン」で岩井さんがおすすめしてたから。

感想としては、すごく良かった。

ざっくりあらすじ
主人公のデンジ君は、幼少期に親と死別し、親の借金の肩代わりでデビルハンターとして働き、ヤクザに返金する生活を送っている。そこからストーリーが始まり、まあいろんなことが起こって、いろんな人と出会ってすったもんだのお話😊

なかでも特に印象的だったのが、主人公の夢について。

主人公デンジ君が出会っていく人間は、みんな立派な夢を持っている。

つまり「お前以外全員、本気」状態

仲間や家族を殺された敵討ちとか、守りたい人がいるとか、とにかくみんな美しい動機がある。一方、デンジ君は、普通の生活ができれば満足。お風呂に入ったり、美味しいトーストが食べられたり。

それでも。

「何かないのか?夢は?」って言われて、
自分なりに考えてみる。
やっと絞り出した目標、
追いかけてみるとそれなりに楽しくて、
夢中になることができた。
周りの立派な目標の中で
自分だけがふざけた目標を追っていて、
少し焦るけど、それでも、
無我夢中でずっと追いかける。

こういう焦燥感や劣等感が描かれているような気がして、共感するところが多かった。


さらに。

夢中で追いかけた夢は
やっとのことで叶って、
けど、いざ叶ってみると
それは期待してたほど、大したことなくて
あっけらかんとして「あー、そんなもんか。」
幸せ追いかけてるときの方が、幸せだったのかもな

みたいな。
燃え尽きた感覚、虚無感とかも胸が苦しくなった。


鬼滅の刃を少し観たときはあまり良さを理解できなかった。チェンソーマンは、岩井さんも言ってた通り「ザ・少年ジャンプ」って感じじゃないのが良かったのかもしれない。

家に帰ってNetflix観てれば、私は十分に幸せな社会。

月額980円で幸せ掴める世の中で、「やりたいこと」が見つからないこと、私はおかしくはないと思っている。

エピソード5まで出てたので、その感想でした。
次のエピソードが楽しみ!マンガも読んでみるかもしれない。

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