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「私ときどきレッサーパンダ」 女性が活躍する素晴らしい映画、というのは女性が活躍しないこと前提にしてない?って思うし、ただ単に女性がわちゃわちゃ自然体で楽しそうなのってよくないですか!!の映画


最近ディズニー+で、友人に紹介されたとおりにディズニーアニメやピクサーアニメをみて、驚愕している。そこまで注目していなかった映画が多くあるにもかかわらず、良作がたくさんあるんですよ。ディズニー映画の明るく描きつつメッセージ性も込めて大人にも届ける感じがすごいんです!

中でも「ラーヤと龍の王国」、「ソウルフル・ワールド」、「インサイド・ヘッド」なんかは半端なくよかったし、すっかり大好物なアニメ映画として心に留まっています。だいたい全部泣いたしね。


画像ちっさ。人はどうやって争いをやめるのか


画像でっか。生きることの意味とは。お散歩したくなる


画像でっか。人に悲しみは必要。



で、「私ときどきレッサーパンダ」ですが、何がいいってまず邦題がいい。原題は「Turning Red」で、さすが洋題潔いわと思うけど「赤くなる」て。ド直球だな。

邦題の何がいいって、自分なら「わたし、ときどき、レッサーパンダ」にしただろうなぁと。字を平仮名にして丸い印象にしつつ、言葉言葉で止まってほしくて読点打つと。

でもこれ、「私ときどきレッサーパンダ」って、「漢字→平仮名→カタカナ」という順にすることで、勝手に読み手が止まるんですよね。
ぱっと見で、目が勝手にそれぞれの単語で止まる。
もう、なんか、うまいなぁ。



さて、中身のお話をすると、13歳の女の子メイメイが、感情の高ぶりがあるとレッサーパンダになっちゃうって話なのですが、

どうやってレッサーパンダになる!?
というか何故レッサーパンダ!?
どうやったら戻るの!?

みたいなところは映画をみればよいとして、この映画の何が良いかといわれれば、メイメイが仲良しの女の子達とめちゃめちゃ楽しそうにわちゃわちゃするところです。(どーん
ただ、メイメイのおうちはすごくお母さんが厳しくて、生活のあれやこれやを監視されていて、メイメイはそのお母さんを裏切らないようにものすごくいい子でいるようにしているのですが、お友達とわちゃわちゃしてるところは決してお母さんに見えないようにするんですね。(内容の類似性でいうとマーベルドラマのミズマーベルにすごく似通っていると感じました。移民、学生、女性、青春、パワーとの付き合い方、etc..)

本当の自分と、他者からみたあるべき自分の姿との葛藤とか、お母さんも愛情があるからこそ厳しいとか、そのあたりの一辺倒でない感情が非常に映画にドラマを与えていて、いいんですなぁ。

そこに、レッサーパンダという異質物が見事に物語にパンチを効かしていて、かつ!!!!
自分的にはエンドゲームにも通ずるアガるシーンもあったし、ほっほーう、そういう選択をして、そういう終わり方にしますか・・・というところも含めて最後まで非常に楽しみながら盛り上がりながら見終えた、ピクサーアニメの超良作っっ!!!なのでありました。
あとはね、なによりね、レッサーパンダがかわいい。
あと、友達の直美みたいなのもかわいい。


原題版もかわいい。おじさんがかわいい連呼。


この子は完全に直美。


大人も楽しめるめちゃめちゃ良作なので、ぜひぜひ案件です!!


女の子がわちゃわちゃしつつ、韓国テイストがたっぷり詰まった映画といえば、サニーもやっぱり好き。エンディングは少し納得しないけど、ボコボコにしに行ってちゃんと叱られるシーンはすんごく良いよね。


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