映画館より愛をこめて vol.2 ~幸福、或いは映画による幸福、或いは映画館でみる映画による幸福~
アニャ・テイラー=ジョイ、が気になって仕方がない。
面白い、あるいは、面白そうな映画やドラマの此処其処に顔を出している。アニャ・テイラー=ジョイ。
嗚呼、アニャ・テイラー=ジョイ。
名前としては、チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、ぐらい言ってみたい。
ちなみにどちらの女優も近年最も気になる人たちだ。
クイーンズギャンビット
これどうでしょうか。
ネットフリックスでおすすめには上がってきたけれども、なかなか見るに至っていないという人が多いかもしれない、んですが、めっちゃ面白かったです。
まずいい子役を探したな~、から始まるんですが、だんだん成功していくベスという女の子が、どんどん大人のアニャ・テイラー=ジョイになっていくんですよ。その成長過程のほとんどを演じる彼女の演技に脱帽。。
女優さんとしての演技と魅力に度肝抜かれたのはこのドラマが一番だったかもしれません。
ラスト・ナイト・イン・ソーホー
この映画は個人的には「やってくれやがったなーーーー」(喜)の映画でした。エドガー・ライト監督のこの映画。アニャ・テイラー=ジョイの魅力にメロメロになったのでした、が、映画の中で彼女が登場し、その魅力にまんまとメロメロになったならば、、、この映画の目論見に完全にやられてしまいます。
スリリングでドキドキする展開に振り回されて、ぐるーーんと突き落とされるようなラストを楽しんでいただきたい。。。
とまぁ、彼女が半端ねぇ逸材だなんてことは世界中の誰しもがわかっていたわけなんですが、新たにぶちかまされたのが、この映画ですね?
はい、せーの、
マッドマックス:フュリオサ
でました、マッドマックス:フュリオサ。
フュリオサをアニャ・テイラー=ジョイがやるということで、心待ちにしていたのは私だけではありますまい。
この映画、言わずもがな最高で、新しい映画なのでその内容には言及しないように御報告したいと思います。
みればその魅力は明らかなので、あんまり書くことないんですけどね。
アニャ・テイラー=ジョイの身体の張り方がエグイ
本作ではアクションから、激しいキャラづくりまで多岐に渡り挑戦している彼女。ストーリーも含めて、「アニャ・テイラー=ジョイにそこまでやらせまっか」という製作の心意気と、彼女の気合に脱帽です。
心の中でフュリオサを応援しまくるという、勝手に応援上映になることは間違いないでしょう。大声でフュリオサを応援しながら映画鑑賞する応援上映もそろそろ始まるでしょう。おそらく塚口サンサン劇場あたりで。
何も考えなくていい映画
いろんなことを考えさせる映画や、新たな人生の視点を与えてくれる映画は素晴らしい。みることに意義のある、面白い映画はたくさんあります。
がしかし!!!
ここまで何も考えないで映画に振り回されるまま楽しめる映画って意外に少ない気がする。
前情報もいらない(強いて言えば前作の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は見ておいて損はない)し、俳優を知ってなくてもいいし、最悪ストーリーの細かな文脈を読めなくてもいい。それなのにストーリー展開と、アクションで面白いし、「あー、何も得なかったなー。最高だなー」というある意味エンターテインメント映画の原点的な楽しみ方ができる。それってやばくない?
敵役のクリヘムが最高にクソ(誉め言葉)
最近初期のアベンジャーズ達がいろいろなことから解放されクソな役として大暴れするという、正義のヒーローからの揺り返し現象が散見されているわけであります(キャプテンアメリカの「グレイマン」「ナイブズアウト」、ハルクの「哀れなるものたち」等)が、また来ましたねぇ。
アベンジャーズではマイティ・ソーを演じておりますクリス・ヘムズワースの超悪役っぷり。あそこまで馬鹿で極悪だと逆に痛快だという見事なキャラ作り。あれさすがにマントを着て大暴れしてるのはわざとですよね?もうほんと気持ちいい馬鹿。最高です。
この映画、ほんとは書くことなにもないぐらい見たらわかるし、見ても何も得ないし、でも最高に面白いっていうジャンルの映画でございました。ほんと、一貫したジョージ・ミラーの世界観と世界づくりに感動するしかないよなぁ。
映画、最高。
映画館で見る映画、最高。
もっかい言うとこ。
映画館と映画、最高。
しばらく映画館でみた映画だけでいろいろ書けそうです。
嗚呼、アニャ・テイラー=ジョイ。
夜