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統一原理注解 創造原理 (1)神様の存在

1966年3月下旬に全国から高校生約40名が集って横浜市の大倉山で開かれたセミナーに参加した。とても素晴らしい内容で私の人生の一大転機となった。自分だけに留めておく事は勿体無いので、その概要、心に残ったもの、感想を含めて注解という形で書いてみたいと思います。
統一原理は文鮮明先生によって解明された。文鮮明先生が16歳の時イースターの日に山の中腹で祈っておられるとイエス様が現れ、人類救済の使命完遂を託される。以後9年間にわたって真理の解明に没頭された。霊界の聖人義人と交信し、神様に談判し、韓国語、日本語、英語の聖書を精読され人生と宇宙の根本問題を解明された。1954年「世界基督教統一神霊協会」として出発し、後に「世界平和統一家庭連合」に名称変更された。韓国発祥のこの統一原理は1968年崔奉春宣教師(日本名、西川勝宣教師)によって日本にもたらされた。

創造原理注解
(1)神様の存在➖父母なる神
神は自分のかたちに人を創造された。すなわち男と女とを創造された。神は彼らを祝福して言われた。「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」(創世記第一章二十七節〜二十八節)

被造世界を見れば全ての存在物は男と女、オスとメス、などプラスとマイナスから成っている。従ってその原因的存在も男性と女性、即ち父母からなる。
無形の父母なる神様は天地の全てを創造され、一番最後に自分の形に似せて男と女を創造された。神様の創造の最終目的は子たる人間を創造されることにあった。愛する我が子の為に環境圏である天地万物を創造された。私達が目で見る動物も植物も鳥も魚も鉱物も太陽、月などこの広大な天体も全て人の為に創造された。そして無形の神様は神様の似姿に創造された有形の人間に治めさせようとされた。結論として神様は天の父母様であり、神様と人間の関係は親と子の関係である。

進化論で言う様に人は猿から進化して生まれた存在ではない。最初から神様の子として創造された存在である。その人間を見本に創造されたのが万物である。セミナーの初日の夜に神様に祈る祈祷会の時間があった。祈ったこともないのに何とお祈りしていいかわからない。困っている私に班長さんは祈りは神様と親子の対話だから率直に「神様何を祈ったらいいのでしょうか」と祈ってみたらどうでしょうかとアドバイスを下さった。人は本来堕落しなければ神様と自由に会話する事が出来た。しかし人類始祖の堕落によって関係が断絶してしまった。

あの太陽も月も地球も空気も水も光も花などの植物も犬などの動物も海に泳ぐ魚も全て愛する人間の為に作られた事を知ったら、野に咲く一輪の花でさえ愛着が湧くでしょう。先輩が私を伝道する時、木の葉1枚が落ちて行く事にも何か深い意味を感じたという境地はその様な事であったかも知れない。ある人は神様なんかいなくても生きていける、本当に神様がいるのだったら見せて欲しいという。本当に人は自分だけで生きていけるのだろうか。神様は人を創造される前に人間が安心して住める様に天体を作られて、地球を作られて、空気も作られた。この空気一つ無くても人間は一瞬にして死ぬでしょう。

《写真は原理講論と57年前から使っている聖書》

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