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当選させたくない政治家を落選させる、シンプルな方法

衆議院選挙の最中ですが、皆さんの中には、「投票したい候補者がいない、だから投票に行かない」とか「誰に投票しても何も変わらない」と思って棄権する方も多いと思います。
でも、そんなかたでも、「この候補者には、当選してほしくない!」という候補者がいる場合もあるでしょう。そんなかたにお勧めな方法があります。

一口に言うと、「当選してほしくない候補者が当選してしまいそうな場合、それ以外で最も有力な候補者に票を集中させる」ことです。

普通の市議会選挙や、かつてあった衆議院の中選挙区制では複数当選できるので、「当選させたくない議員を落選させる」投票行動が難しいですが、一方、衆議院の小選挙区や、知事選、市町村長選選挙では、1人だけしか当選できないから、そこを逆手に取るのです。小選挙区制では、当選者以外の候補者に投じた票は生きない(いわゆる「死に票」が多くなってしまう)ので、候補者が乱立すると民意が反映されづらい、という問題が言われていますが、やりようによっては、選挙を有意義な緊張感のあるものにできるのです。

各選挙区ごとの情勢は、新聞、週刊誌、ネットニュースなどで、選挙期間中報じられます。「●●さんが先行し、〇〇さんが追い上げる情勢」とか「◎〇△▲」の記号表示などで示されているので、誰が一番リードしていて二番目に誰が追いかけているか、というのは読み取れます。そこで、一番先行している人に当選してほしくないなら、二番目の人に(その人がベストと思わなくても)投票する行動を、有権者が団結しておこなえば「自分の意思を投票結果に生かす」ことができるのです。

もちろん、本来は、ベストと思う候補者に投票するのがあるべき姿です。でも、結局それにより、票が分散したり棄権が増えたりして、現在の政治状況、課題解決が遅々として進まない社会状況が生み出されてきたのです。古い体質、発想にとらわれた政治家を退出させ、少しでもまともな政治家を生み出して、いわば血を入れ替えていく。皆がそう考えて投票行動をしていくのが、政治や社会を変えていく一歩につながると私は信じています。

※念のためですがこの記事は、特定の党派や候補者を応援するものではありません。党派問わず、その政治家がこれまでどういう言動をしてきたか、法案などにどういう賛否をしてきたかをみて、有権者一人一人が判断していただきたいと考えています。

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