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Kahoot!（カフート）: エクセルから問題インポートも可能

yonaka


Kahoot!とは

Kahoot!（カフート）は、世界中の何百万人もの教師や学生、さらには企業でも利用されているデジタルゲームベースの学習プラットフォームです。クイズ形式の「Kahoot」を作成し、競争的かつインタラクティブに学ぶことができます。教室やリモートワーク、オフィスやリビングなど、様々な場面で楽しみながら効果的に学習を進められるため、世界中の教育関係者や企業から高い評価を受けています。


効果を実証する数々の研究

こちらの記事で紹介したように、包括的なメタ分析で1,706名の実験群と1,647名の対照群を含む43の研究を分析した結果、Kahoot!の使用が学習成果、知識の定着、および学習意欲に大きなプラスの効果をもたらすことが実証されました

Kahoot!の特徴

1. オールインワンの学習ツール

  • エンゲージメント、教育、評価、復習を一つのプラットフォームで提供。

  • 教育者は効率的に授業を計画し、進めやすくなる点が魅力です。

2. インタラクティブな学習体験

  • 数分で簡単に学習ゲームを作成可能。

  • 自作のオリジナルコンテンツや、他の教育者が作成した既製Kahootを自由に選択・カスタマイズできます。

  • 世界中のユーザーが作成した豊富なクイズから、自分のカリキュラムに合わせて利用できます。

3. 多様な学習モード

  • 学生主導モードや、教室でのコラボレーションを促進する最新機能など、あらゆる学習スタイルに対応。

  • クラシックモード（プレイヤー対プレイヤー）やチームモード（共有デバイスを使用したチーム対チーム）など柔軟に選択できます。

4. コスト効率の良いソリューション

  • Kahoot!の基本機能は無料で利用可能。

  • 教育者は無料で好きなだけクイズを作成できるため、予算に制約のある学校でも導入しやすいです。

5. 幅広い教育レベルに対応

  • 小学校から大学、高等教育、さらにはビジネス研修まで、あらゆる場面で活用できる機能を提供。

6. 柔軟な実施方法

  • 対面授業、ハイブリッド、オンラインなど、様々な教育環境に適応。

  • 学習者のベースライン知識の把握、形成的評価、個人・チームベースのチャレンジを、楽しく魅力的な方法で実施できます。

Kahoot!の魅力

  1. 楽しみながら学べる
    ゲーム形式を採用しているため、生徒のモチベーションを高めます。

  2. 即時フィードバック
    クイズ結果をリアルタイムで確認可能。理解度を素早く把握でき、すぐに指導に活かせます。

  3. 柔軟性
    様々な科目や内容に対応でき、教育者の創造力を引き出します。

  4. アクセシビリティ
    オンラインプラットフォームなので、どこからでも参加が可能。モバイルアプリを使えば自宅学習にも便利です。

  5. グローバルな学習コミュニティ
    世界中の教育者や学習者とつながり、作成したコンテンツやアイデアを共有できます。
    206カ国以上のプレイヤーと交流できるのもKahoot!ならでは。

Kahoot!の新機能と活用アイデア

  1. フレンドリーなニックネーム機能
    不適切なニックネームを防ぐため、システムが自動生成するニックネームの使用も選択可能。

  2. 動画統合
    Vimeoなどの動画プラットフォームとの連携により、ゲームに動画を組み込むことができます。
    動画、画像、図表を追加し、学習者のエンゲージメントをさらに向上。

  3. アニメーションGIFの活用
    質問や回答にGIFを使用して、視覚的な楽しさをプラス。

  4. 詳細なレポート機能
    学習者の進捗や理解度を詳細に分析し、エクセルなどでダウンロード可能。形成的評価ツールとして役立ちます。

  5. カスタマイズ可能なゲームオプション
    ポイントボーナス、名前ジェネレーター、質問と回答のランダム化、2段階参加など、多彩な設定を自由に変更できます。

  6. リフレクションタイム
    クイズ終了後に振り返り時間を設けることで、学習内容の定着を促進。

  7. ジグソーKahoot!
    グループ学習とKahoot!を組み合わせた新しい学習方法で、協働学習に最適。

  8. 学生によるゲーム作成
    学習者自身がクイズを作成することで、主体的に学びを深められます。

Kahoot!の活用分野

  1. 学校教育
    小学校から大学まで幅広く利用でき、教科学習やスキル開発など、多様な教材を作成可能。

  2. ビジネス研修
    チームビルディングや企業研修にも活用され、従業員のエンゲージメント向上に役立ちます。

  3. 家族や友人との交流
    家族や友人同士で楽しめるゲームとしても人気。モバイルアプリを活用すれば、家庭学習にも使えます。

教室での具体的な活用方法

  1. 診断的評価
    単元の導入時に、既存知識を測るためのクイズを作成し、生徒の理解度を把握。

  2. ストーリーの順序付け
    出来事の順序を問うクイズを作成することで、物語の展開をしっかりと理解させる。

  3. 単元の中間復習
    中間テストの代わりにKahoot!を活用し、楽しく復習ができる環境を整える。

  4. アイスブレイク活動
    クラスの雰囲気を和らげるクイズを作り、参加者の距離を縮める。

  5. 言語学習
    単語認識クイズ、画像と単語のマッチングなど、語学を楽しく学習できる。

  6. 歴史的事実の学習
    重要な歴史的出来事や人物に関するクイズを作成し、理解の定着を図る。

  7. 多様な問題形式
    多肢選択問題や○×問題、スライドを活用するなど、多角的に学習内容を確認する。

Kahoot!ゲームの作成と実行方法

  1. Kahoot!のウェブサイト（kahoot.com）にアクセスし、アカウントにログイン。

  2. トップメニューの「Kahoots」タブをクリック。

  3. プレイしたいクイズ（Kahoot）を選んで「Play」をクリック。

  4. クラシックモード（プレイヤー対プレイヤー）またはチームモード（チーム対チーム）を選択。

  5. 「Game Options」で必要に応じて設定をカスタマイズ。

  6. 画面に表示されるゲームピンを、参加する学生に共有。

  7. 学生は、Kahoot!モバイルアプリまたはkahoot.itでピンを入力して参加。

  8. ニックネームを入力して参加完了。

  9. 全員の参加を確認したら「Start」をクリックし、ゲーム開始。

  10. 質問と回答をスクリーンに表示し、各参加者はデバイス上で回答を選択。

  11. 各質問ごとに正解と回答状況がリアルタイムで表示。

  12. ゲーム終了後、優勝者や個人の結果・ランクを発表。

  13. 「Get Results」をクリックして、Excelスプレッドシートなどで結果をダウンロード可能。

クリエイティブなカスタマイズのヒント

  1. テーマに合わせたデザイン
    背景や色合いにこだわって、クイズのテーマに合わせた世界観を演出しましょう。

  2. ユーモアの活用
    適度なジョークやイラストを盛り込み、参加者をリラックスさせる工夫を。

  3. 段階的な難易度設定
    最初はやや易しめの問題から入り、徐々に難易度を上げることで最後まで興味を維持。

  4. マルチメディアの活用
    画像や動画、音声を効果的に組み合わせて、五感に働きかける学習体験を提供。

  5. インタラクティブ要素の追加
    投票や議論を促す質問を盛り込み、双方向性を高める工夫もおすすめです。

Kahoot! インポート/エクスポート機能 総合ガイド

ここからは、より便利にKahoot!を活用するための「インポート機能」「エクスポート機能」について詳しく解説します。大量の問題を一括登録したい場合や、既存のスライドをKahoot!クイズに取り込んでプレゼンをスムーズに進めたい場合、またゲーム終了後のレポート出力や分析方法などにご活用ください。

スプレッドシートインポート機能

概要

スプレッドシート（ExcelやGoogleスプレッドシート）を使ってKahoot!クイズを一括作成し、効率よく問題を追加できる機能です。

インポート手順

  1. テンプレートの準備

    • Kahoot!公式のテンプレートをダウンロード。

    • または以下の列を含むスプレッドシートを自作する：

      • Question（質問文）

      • Answer 1～4（選択肢）

      • Time limit（制限時間）

      • Correct answer（正解の番号）

      • Image/Video URL（任意でメディア挿入が可能）

  2. スプレッドシートの作成

    • 各行に1問ずつ入力。

    • 必須事項は漏れなく入力し、フォーマットを厳守。

  3. インポート実行

    • Kahoot!クイズ作成画面で「Import from spreadsheet」を選択。

    • 作成したスプレッドシートをアップロード。

    • エラーチェック結果を確認し、問題があれば修正して再アップロード。

対応フォーマット

  • Microsoft Excel（.xlsx）

  • Google Spreadsheets

  • CSV（コンマ区切り形式）

制限事項

  • 1回のインポートで最大100問まで

  • メディアファイルはURLのみ対応

  • フォーマットを正しく守らないとエラーになる

スライド連携機能

Kahoot!にはクイズだけでなく、スライドのインポート・同期機能が充実しています。プレゼンテーションのスライドをKahoot!に統合することで、クイズとスライドをシームレスに行き来でき、授業や研修をよりスムーズに進めることができます。

Google Slides連携

  1. 基本設定

    • クイズ編集画面で「Add slides」→「Import slides」を選択。

    • Googleアカウントとの連携を許可。

    • インポートしたいスライドを選び、Kahoot!に読み込ませます。

  2. 同期機能

    • ワンクリックでスライドを同期可能。

    • Google Slides上で内容を修正すると、Kahoot!側にも反映させられる。

PowerPoint連携

  1. 同期方法

    • PowerPoint用のアドインをインストール。

    • プレゼンテーションとKahoot!を直接連携。

    • リアルタイムに更新しながらクイズを進行可能。

  2. 対応機能

    • スライドの自動インポート。

    • デザインを保持しつつ、Kahoot!のインタラクティブ要素を追加できる。

その他対応形式

  • Apple Keynote（.key）

  • PDF（.pdf）

  • 画像ファイル（複数形式）

レポート機能

Kahoot!はゲーム終了後、学習者の回答状況やスコアを詳細に分析できるレポートを提供しています。

スプレッドシートレポート

  1. ダウンロードできるデータ

    • 参加者情報

    • 回答結果（各問題・正誤）

    • スコア

    • 回答に要した時間

    • 質問ごとの正答率や統計

  2. エクスポート形式

    • Excel（.xlsx）

    • CSV

    • Googleスプレッドシートとの直接連携も可能

データ分析オプション

  1. RawReportData

    • 各問題ごとの詳細回答データ。

    • カスタム分析用に最適。

  2. サマリーレポート

    • 全体のパフォーマンスを集約した指標。

    • 個別の成績や質問別の正答率を一目で確認可能。

参考文献


おわりに

Kahoot!は、シンプルな操作ながら高い学習効果を得られる革新的なプラットフォームです。クイズ形式で楽しみながら学べるだけでなく、スプレッドシートやスライドを活用した大量問題のインポート機能や、豊富なレポート機能による効果測定など、多機能を兼ね備えています。

教育現場やビジネスの研修、家族や友人との交流に至るまで、あらゆるシーンで活躍の場を広げられるのが魅力です。ぜひこのガイドを参考に、Kahoot!を最大限に活用してみてください。学習がいっそう楽しく、そして成果の高いものになることでしょう！

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