カレーと落語(24/08/05)
昨日は体調が割と良くて体力が有り余っていたので、晩御飯のカレーを作った。ルウを入れて作る簡単なものだったけれど、わたしは普段料理を全くしないので、なかなか大変だった。
人参は硬くて指を切りそうになったし、玉ねぎを切るときは目に染みて涙と鼻水が止まらなくなった。じゃがいもは泥だらけでヌメヌメした。肉も脂でヌルヌルして刃が進まないし、手がギトギトになった。手がギトギトでも鍋をかき混ぜなければならないのが大変だった。いろんなことを同時並行でやっていく"料理"というものは、わたしにとっては高圧的な態度で機関銃のようにまくし立ててくる自動車学校の教官を助手席に乗せてドライブするみたいなものだ。
まずくてもいいから料理なんてせずに買って食べたいと思った。
嬉しかったのか知らないけれど、母がじゃがいものことを煮崩れしないと何度も語ってきて、落語の演目『花色木綿(出来心)』の台詞を思い出した。
「裏は花色木綿!丈夫であったか寝冷えをしない!」
サゲは花色木綿の方が好きだ。料理で疲れたのと友人からラインの返信が来なくなって「なんかまずいこと言っちゃったかな」と不安になったのと、第二次世界大戦のことを考えてめちゃくちゃ具合が悪くなって寝た。