投資の損失が怖い?初心者でも安心して運用するコツ
投資に興味はあるけど、「損失が怖くてなかなか始められない…」なんて感じていませんか?大丈夫です!ちょっとしたコツを知るだけで、その不安はかなり軽くなります。本記事では、初心者が抱える"損失への不安"を和らげる方法を、わかりやすくお伝えします!
結論:長期視点を持ち、分散と計画を意識することが安心のカギ
投資の損失が怖いのは、「短期目線で結果を求めてしまう」ことが原因です。長期的な視点で計画的に運用すれば、リスクを抑えながら安心して資産形成を進めることができます。
1. 損失を怖がるのは短期目線だから
私自身、資産運用を始めたのが2024年1月からなので、コロナショックの暴落を実際には経験していません。ただ、そんな話を聞くと、「怖っ!」って思っちゃいますよね。
でも振り返ると、2020年の暴落後、多くの銘柄が急回復して、過去最高値を更新したケースも多かったそうです。短期目線で慌てて売ってしまった人は、その回復の恩恵を受けられなかったとか。
下の図は全世界株式のパフォーマンス推移ですが、コロナショックで一時暴落したものの(赤枠のところ)、その後急激に上がっていますよね。少しするとまた急激に下がってはいますが、コロナショック以降から今に至るまでを俯瞰的に見ても右肩上がりになっていますよね。
対策
長期目線で構え、「一時的な損失は避けられないもの」と割り切ることが重要です。定期的にコツコツ積み立てることで、複利の力を味方にできます。
2. 老後に取り崩すときの不安にどう対応する?
「いざ老後に資産を取り崩そうとしたとき、相場が暴落していたらどうしよう?」という不安、すごくよくわかります。実はこれ、計画次第で不安をかなり軽減できます。
戦略1:待てるなら待つ
相場は長期的には回復する傾向があるので、急がないなら価格が戻るまで待つのも手。
戦略2:評価額の一定割合を取り崩す
毎年、評価額(元本+運用益)の4%など定率で取り崩す方法があります。この方法なら、相場の変動を気にしすぎずに済むし、残った資産はさらに運用されるので、結果的に増える可能性も高いです。
楽天証券なら簡単! 楽天証券では、取り崩し方法を自動設定する機能があるので、毎月一定額を自動で引き出せます。これなら運用初心者でも安心して取り崩しが始められます。SBI証券では定率の取り崩し設定が今はできませんが、2025年度中にできるようになるみたいですよ!
3. 株式以外でリスクを分散する
株式投資だけに頼ると、値動きに翻弄されやすくなります。そこで、他の資産を組み合わせてリスクを分散するのが効果的です。ただ、私は債券は買っていないんですけどね。以下は"教科書的な"例としてご紹介しますね。
金(ゴールド)
「有事の金」という言葉を耳にしたことはありませんか?株式市場が不安定なときに価格が上昇する傾向があります。株式と逆相関の関係があるとよく言われますが、最近はこの関係性が揺らいでいる風潮があります。
長期的な資産保全の手段として人気。
インフレや地政学的リスクに強い。
デメリットは、株式と違って金は成長性がありません。つまり長期でみたリターンはあまり期待できないということです。一方で、金は有限資源であり現在のペースで採掘が進むと17年後くらいには世界の金を掘りつくしてしまうともいわれおり、さらに希少性が増すとも言われています。難しいですね……。
債券
比較的安定したリターンが期待できる資産。
「個人向け国債」は初心者にも取り入れやすい選択肢で元本保証。ただし利回りは1%以下で、銀行預金よりはマシ程度です。
「米国債」は2025年1月現在でも高利回りで人気があると思いますが、私はスルーしています。正直、外国債の状況まで追いきれないんです!FRBが利上げしただの利下げしただの、失業率がどうのだの、情報過多になってしまうので。
J-REIT(不動産投資信託)
首都圏の高価値な不動産に分散投資でき、安定した配当が期待できます。もちろん、首都圏だけではなく関西や九州、その他地方にも物件を保有している投資法人もあり、地域性の分散もきいていたりします。
インフレに強く、分類は国内株式のため、為替リスクがありません。
分配金利回りは2025年1月現在、5%を超える投資法人が多く、ポートフォリオの分散を考えてもよい選択肢だと思っています。
デメリットは、株式と比べて爆発的な価格の上昇というのは期待できません。ミドルリスク・ミドルリターンという位置づけです。
具体例の配分
株式50%、債券30%、ゴールド10%、J-REIT10%
この配分例、"これぞ投資の王道!"と言いたいところですが、正直、人それぞれのスタイルによるので、鵜呑みにはしないでくださいね。年齢やどれだけリスクを取れるか、という個人の状況次第で株式100%でもよい人もいますし、安全志向であれば株式20%、債券80%のような比率も全然ありだと思います。
4. 分散と長期運用で安心感を得る
投資の基本は「分散」と「長期運用」です。短期的な値動きではなく、10年、20年といったスパンで資産を"育てる"という感覚を持つことで、不安を減らせます。
複利の力を活用する
たとえば、毎月3万円を年利5%で20年間積み立てると、元本720万円が約1,217万円になります。長期的に運用することで、複利が大きな効果をもたらします。
分散投資の効果
株式だけでなく、債券やゴールド、J-REITを組み合わせることで、特定の市場が不調でも全体のリスクを抑えられます。まぁ、私は今後も債券は買わないと思いますが。
だって面ど…全世界株式をひとつ購入するだけで、世界の有力な企業約3,000銘柄に投資しており、セクター(業種)も様々で分散効果が高いです。ではなぜ全世界株式が長期運用に向いているのかというと……あ、ここ非常に重要なのでテストに出ます(笑)
まとめ
投資の損失を怖がる必要はありません。長期的な視点を持ち、分散投資を実践すれば、不安を和らげながら資産を増やすことができます。
短期目線を避ける:一時的な損失に動揺せず、長期的な目標に集中。
老後の取り崩し計画を立てる:待つか、定率で取り崩す戦略を選択。証券会社の機能も活用。
リスク分散を徹底:株式以外にゴールド、債券、J-REITも取り入れてみる。
金(ゴールド)や債券、J-REITの購入を促す目的の記事ではありませんが、不安を感じるたびに、このポイントを思い出してくださると嬉しいです!
一緒に資産形成頑張りましょう!