経営者の視点で学ぶSDGsと沖縄の自然保護活動
仕事仲間と沖縄に行ってきました!
今回の「沖縄研修旅行」は、ボクが経営するセレクトショップの「サステナブルな社会の実現」というコンセプトに深く関わるものです。
沖縄の自然や文化に触れた体験を通じて、ボクたちのショップが目指すサスティナブルな未来と結びつけてお伝えします。
SDGs(持続可能な開発目標)に基づき、「人」と「自然」が調和した持続可能な社会を目指すうえで、今回の沖縄研修旅行を通じて感じたその重要性をシェアしながら、サスティナブルな社会の実現について考えたいと思います。
1.沖縄到着&サスティナブルな食体験
沖縄に到着して最初に向かったのは、人気の「ポーたま」です。
ここで沖縄名物の「ポークたまごおにぎり」をいただきました。
ゴーヤの天ぷらが入った特別な一品で、沖縄の食文化を最初に感じる体験となりました。
その後、「花織そば(はなういそば)」で本場の沖縄そばも楽しみました。
旨味たっぷりのスープが印象的で、地元食材の魅力を味わうことができました。
満足感に浸りつつ、次に向かったのは宿泊先である「ウザテラス」というリゾート施設です。
以前、「ブセナテラス」というホテルに宿泊したことがあります。
今回の「ウザテラス」は、このブセナテラスを運営するテラスホテルズが展開する5番目のホテルになります。
自然との調和をテーマにしたこの施設は、ボクたちのショップが目指すサスティナブルな社会のビジョンと近いものを感じました。
建物は周囲の自然と溶け込み、まるで自然の一部にいるかのような感覚を味わうことができます。
特に印象的だったのは、1日目のディナーです。
沖縄の新鮮な食材をふんだんに使ったメニューが並び、牛ステーキや鮮魚など、沖縄の自然の恵みを直に感じることができました。
SDGsでは、目標12として「つくる責任 つかう責任」が掲げられています。
そのなかで、キーワードとなるのが「持続可能な消費と生産」です。
こうした地元の食材を活かすことは、持続可能な社会を目指すうえで非常に重要なポイントだと思います。
ボクたちのショップでも、地域活性化とサスティナブルな社会実現を目指し、それぞれの地域で生産されたオーガニック商品を積極的に取り扱っています。
沖縄の食文化を体験し、サスティナブルな未来へのヒントを得た1日目となりました。
2.海の保護活動から学ぶサスティナブルな未来
2日目は、ダイビングを通じて「水中ごみ拾い」を体験しました。
こんな感じで、海底にある空き缶などのごみを拾っていきます。
海中で拾ったごみは、バディと協力してネットの中に入れます。
2本のダイブで、このくらいのごみが集まりました!
こんな感じで並べてみると、海中には、様々なごみが捨てられていることがわかります。
「え!?そんなバカな!?」と思ってしまうようなごみもあったりします。
海底に捨てられたゴミを目の当たりにし、SDGs目標14(海の豊かさを守る)の達成がどれほど重要か実感しました。
自然を守るためには、企業や国だけでなく、一人一人が行動を起こす必要があると思います。
個々の小さな行動が、持続可能な社会の実現につながるという考え方は、ボクたちの経営にも通じています。
セレクトショップでは、自然に優しい素材やリサイクル可能な製品を取り扱い、持続可能な未来に貢献することを心がけています。
その後、インストラクターのおすすめで、「海が見えるそば家」というお店で沖縄そばを食べることにしました。
看板がかわいいですよね!
店内には、木製の色紙?色木?がたくさん飾られています。
席に座ってメニューを眺めてると・・・
隣の席にいらっしゃった女性の方が、お店の魅力をたくさん教えてくれました。
化学調味料を一切使わず、天然素材のみで作っているスープで、とても美味しいとのことです。
そして・・・
どきどきわくわくの沖縄そばが到着しました!
たしかに!
今までで一番おいしい沖縄そばかもしれません。
店内も自然と調和した雰囲気で素敵ですし、いろいろなアーティストとコラボしていて、ボクが経営しているショップのコンセプトとも似ているなと感じました。
そんな想いで店内を見ていたら・・・
「ん!?」
「この写真・・・!?」
なんと、先ほど、丁寧に教えてくれた女性の方は、沖縄民謡歌手として有名な「古謝美佐子」さんでした!
古謝美佐子さんといえば、とくに有名なものが、「童神」ですよね!
映画の主題歌やNHKドラマの挿入歌になったり、夏川りみさんがカバーして、ヒットしたりしています。
もっと早く気づけば、いろいろお話させていただけたのになと少し残念でしたが、とても素敵な方でした。
地域の伝統文化や細部まで配慮した食事に触れる中で、提供する商品やサービスの背景にある思いを大切にし、お客様と深いつながりを築くことを心がけることの重要性を再確認しました。
水中ごみ拾いをした後は、ウザテラスに戻り、皆で夕食をとりました。
翌日のサンゴの植え付けに備えて英気を養うため、部屋で「しゃぶしゃぶ」をいただきました!
3.サンゴの植え付け体験と瀬長島ホテルでの再発見
3日目は、沖縄の美しい海を守るための「サンゴの植え付け」を体験しました。
まずはサンゴに近い材質のベースに、「海のクレヨン」を使って、お絵描きをします。
海のクレヨンとは、衛星画像を元に、世界12か所の海から色を抽出し、細部まで忠実に再現したものです。
それぞれの色にあえて名前は付けず、海の場所を示す緯度経度が記されています。
その後、このベースにサンゴの苗を針金でくくりつけます。
それを海底にある「苗の養殖所」のような場所に植え付けます。
謎のポージングです 笑
次は、少し大きく育った苗、つまり、過去に別の方が植え付けた苗を、岩場に移動させて植え付けます。
サンゴの植え付けとは、サンゴの苗のバトンタッチであり、一人一人の小さな行動と想いがつながっていくわけです。
サンゴ礁は海のエコシステムにとって不可欠な存在で、これを保護することはSDGs目標14の重要な課題です。
ボクたちのセレクトショップでも、サステナブルな商品ラインナップの拡充に取り組み、一人一人の行動が未来に繋がるというメッセージを商品を通じてお客様にも届けたいと考えています。
サンゴの植え付けをした後には、『きじむなぁ』というお店で、沖縄の名物「オムタコライス」をいただきました!
ふわふわのオムレツがのったタコライスは、ボリューム満点でありながら優しい味わいが特徴で、沖縄の地元文化や食材へのこだわりを感じました。
辛い食べ物が好きな方には、ハラペーニョ入りがおすすめです。
その後、瀬長島ホテルへ移動しました。
このホテルは、那覇空港に近いユニークな立地で、飛行機の離陸と沖縄の美しい海を同時に楽しむことができました。
部屋の中にいても、離陸する飛行機の音が聞こえるので、ワイルドな感じがしますね!
瀬長島ホテルで、特に印象的だったのは、温泉の「立ち湯」です。
広がる海を眺めながらリラックスする体験は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。
また、ホテルは海沿いにあるので、早朝に素敵な景色を見ながらウォーキングをすると、最高の一日を始めることができると思います!
ボクたちのセレクトショップも、こうした「自然と調和する癒しの空間」を目指しています。
4.チームラボで学んだ「共創」とサステナブルな社会
最終日に訪れた「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」では、共同で作品を作り上げる「共創」のコンセプトを体感しました。
ボクたちが提供する商品やサービスも、同じく「共創」を大切にしています。
お客様や地域社会と共に、サステナブルな価値を創り出すことがビジネスの核となっていると考えるからです。
・鼓動する谷のグラフィティネイチャー
視覚情報と物理的に体感する感覚の不一致によって、不思議な体験をすることができます。
また、紙に描いた生き物に命を吹き込み、この谷の中に投影することにより、自然界が食物連鎖で成り立っていて、かつ、その意味を学ぶこともできる展示です。
・光のボールでオーケストラ
カラフルな光のボールを触ると、色が変わり、様々な音が鳴ります!
「ヒヒィーン」という馬の鳴き声は、さすがに予想外でした 笑
一人一人が協力し合って、オーケストラを形成する。
まさに共創ですね!
・世界とつながったお絵描き水族館
紙に描いた魚が水族館の中を泳ぎまわります。
ユニークな魚?ばかりで面白いです 笑
ちなみに、マグロの絵を描くと、世界中のチームラボの水族館を周遊するそうです。
海を通じて、「世界はつながっている」ということを体験できる素敵な展示です!
このチームラボには、他にも、すべり台やケンケンパなど身体能力の形成をアシストするようなものもありました。
デジタルアートと様々な体験を通じて、自然と技術が調和した未来の社会をイメージすることができると思います。
インタラクティブな展示に触れることで、まるで自分自身がアートの一部になったような感覚を味わい、ボクたちのショップが目指す「新しい価値の創造」と共通するものを強く感じました。
今後も、サステナビリティに重点を置いた新しいコラボレーションプロジェクトを計画していきます。
5.沖縄研修旅行を経て得たビジネスの展望
今回の沖縄研修旅行では、美しい自然と文化に触れながら、持続可能な社会の実現に向けた多くのヒントを得ました。
特に、2~3日目に行ったサンゴの植え付けや水中ごみ拾いを通じて、一人一人の行動が未来に大きな影響を与えることを強く感じました。
ボクたちのセレクトショップも、地域の素材や文化を大切にし、サスティナブルな商品やサービスを通じて持続可能な社会の実現を目指しています。
沖縄で得た学びを活かし、これからもサスティナブルな未来に向けた取り組みを続けていきます。
向山雄治
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