![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44158647/rectangle_large_type_2_d8af6ae1020d8e6982bc39063e2e4dc5.jpg?width=1200)
「ハワイのホノルルマラソンで人の想いや温かさに触れた時の話」 ~旅行から学ぶ~
ハワイのホノルルマラソン(ハーフ)に、初めて参加した時の話です。
友人に誘われたので、エントリーしてみました。
ホノルルマラソンは、皆知ってるくらい有名なこともあり、人生で一度くらいは参加してみたいと思っていたので、良い機会でした。
誘ってくれた友人は、めちゃくちゃ気合が入ってたので、ボクも一緒に、週何回か、ジムで走り込みを始めました。
また、少しでもリアルに近い練習をするために、鎌倉市の由比ヶ浜の海岸沿いを走ったりもしました。
そんな感じで、一ヶ月ほどトレーニングを重ねてきて、いよいよ本番が近づいてきました。
上から下まで全身、マラソン用のウェアを購入して、準備万端です。
いざ、ハワイへ出発!
![ハワイ2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156718/picture_pc_597d715aff9b75324bd5fd0c10686594.jpg?width=1200)
ホノルルマラソンに出場するためには、前日までに、ゼッケン(ナンバーカード)を受け取る必要があるらしく、友人は、
「ゼッケンを受け取らないと参加できないから、気を付けよう。」
と気合たっぷりな様子です。
念のため、三日ほど早く、現地入りしましたが、観光スケジュールに合わせて、本番前日に受け取ることにしました。
前日は、ノースショアまで遠出していて、フリフリチキンや、ガーリックシュリンプ等、美味しいものを食べながらも、
「19時までにゼッケンを受け取る必要があるから、18時までには戻ろう。」
と、友人もスケジュールを細かく管理してました。
![ノースショア2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156741/picture_pc_e77d85b7eee437c057fab2ec59c0c1c1.jpg?width=1200)
■ノースショア
波がめちゃくちゃ高いところです。
![フリフリチキン2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156797/picture_pc_190f3f5e5212c97ad08e58f4a20af16c.jpg?width=1200)
■フリフリチキン
土日だけやっています。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156846/picture_pc_18ff1a64a624967ae3de8777c2807c55.jpg?width=1200)
こんな風に、カットしてくれます。
めちゃ美味しいです。
![ガーリックシュリンプ2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156860/picture_pc_e1f8686d6b7ffe0c9be18e5d64212d00.jpg?width=1200)
■ガーリックシュリンプです。
定番ですね。
ノースショアで楽しく過ごした後、車に乗ってワイキキ方面に戻ることにしました。
そんなとき・・・
トラブルが発生しました。
「前日の受け取り時間は、17時までだった・・・。」
「え?なぜ?他の日は、19時までなのに・・・。」
友人が動揺した様子で、つぶやきました。
急いでワイキキに戻ったんですが、
受け取り場所の「ハワイコンベンションセンター」に到着したときには、
17時30分でした。
友人「もうダメだ・・・。」
ボク「いや、まだ担当の方がいるかも。」
急いで、館内に入ってみたんですが、会場内は、すでに片付けが始まっていました。
担当らしき方を発見したので、交渉をしてみましたが、
「17時までなので、ゼッケンを渡せません。」
とのことです。
ボクたち:
「なんとかなりませんか?」
「ホノルルマラソンに参加するためにハワイに来たんです。」
担当の方:
「皆さん、よく時間を間違えるんですよね。」
「マラソンは、毎年やってますから、また来年、来てください。」
明らかに、動揺している友人。
そりゃ、一ヶ月前から楽しみにしてたし・・・。
正直、担当の方の言ってることのほうが正しいですし、
ボクらが、なんとも素人的な発言をしてることは自覚していました。
心の声
「皆、間違えるなら、時間を統一しようよ。」
「来年って・・・、これ、きついやろ。」
しかし、出来る限りのことをやろうと思い、大会責任者の連絡先を教えていただき、メールを送りました。
「ゼッケンを受け取り損ねました。」
「どうしても参加したいです。」
「記録に残らなくても大丈夫です。」
「ただ、皆と一緒に走るという体験だけでもしたいです。」
「一生懸命にトレーニングを積んだので、完走します。」
たしか、こんな感じの文面だった気がします。
18時くらいにメールを送ったんですが、返信が来る様子はなく・・・。
諦めました。
気分を入れ替えるために、ウルフギャングステーキに行って、食事をすることにしました。
![ステーキ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44157310/picture_pc_4252d03b5e028517cdc2a1b2336adf50.jpg?width=1200)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44157328/picture_pc_575f48390758743f3de32d82bc3197f9.jpg?width=1200)
ボクたち:
「やっぱり、参加できないかー。」
「どうせ明日、暇になったし、マラソンしないなら、飲みまくろう。」
という感じで、
ステーキやら、ワインやら注文しまくって、食事を楽しんでいたら・・・
友人:
「あっ、返信が来た!」
「明日の朝6時に出発場所でゼッケンを受け取れるって!」
ボクらは、大喜びです。
「いやー、大会責任者、やっぱり、凄いわ。」
「カッコいい。」
「あっ、このステーキやワイン、どうする?」
「随分と飲んだけど、明日、走れるかなー。」
急いで、ホテルに戻り、参加の準備をするボクたち。
そして、本番当日の朝を迎えました。
![出発](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156101/picture_pc_61b883754dbb3e2f4506b3e672624481.jpg)
無事にゼッケンを受け取ることができ、念願のホノルルマラソンを走り始めました。
ハワイの皆の声援が、とても気持ちが良いです。
日本である程度、走り込みをしてたので、10km地点までは楽勝でしたが・・・
ダイヤモンドヘッドの周りを登るあたりから、傾斜がきつくなったこともあり、突然、カロリーが切れました。
本当に、カロリーが切れたって自覚できるくらい、「ストン」と、体が重くなり、びっくりしました。
でも、沿道で応援してくれる方々が、エナジードリンクを用意してくれたり、力付けしてくれたりしたので、楽しく走れました。
「他人に、ここまで親切にしてくれるって、ありがたいな。」
めちゃくちゃ感動しつつ、無事にゴールまで走り切りました。
完走です。
タイムは、2時間32分13秒でした。
![完走](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44155946/picture_pc_eb6319ba5f41ca00171980203442567c.jpg?width=1200)
■ゼッケン3978 Mukaiyama Yuji です。
いろいろありましたが、人の想いに触れて、感謝しまくった一日でした。
『GIVER(ギバー)』
『与える人』であれ。
向山雄治
https://humanstory.jp/mukaiyama_yuji/
https://www.instagram.com/yonkuro0801/
https://twitter.com/mukai_yonkuro
![メダル](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44156063/picture_pc_d439f1a9c89df94b987215eb9ada829c.jpg?width=1200)