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フォーカスする情報量の範囲を広げていく。

先日、仕事で東京駅に向かってる際に、
普段、見慣れてるはずの看板や標識について、ふと思うことがありました。

毎日見てるけど、これ、本当に、『知ってる』かな?、と。

例えば、通勤でいつも乗っている電車の窓ガラスに貼っている『かけこみ禁止』の標識、どういうものなのか、知ってますか??

何も見ずに紙に書いてみましょう。

~シンキングタイム~

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それでは、回答をどうぞ!
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駆け込み禁止

いかがですか??
上手く描けましたか??


次は、駅にある公衆トイレの標識です。
描いてみましょう!

~シンキングタイム~

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それでは、回答をどうぞ!
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トイレ

皆さん、いかがでしたか??
トイレの標識は、こんな感じです。

それでは、次の問題です。

コンビニの『ローソン』の看板のデザインは、
どういうものでしょう??

紙に描いてみましょう!

~シンキングタイム~

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それでは、回答をどうぞ!
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ローソン

これは、結構、難しかったと思います。

色が、青と白の組み合わせだったような・・・くらいで、
思考がストップしたりしませんか??

それでは、最後の問題です。

皆さんが、いつも身につけている『腕時計』は、
どんなデザインでしょうか??

どんな看板、どんな標識よりも、
常に身近にあるはずの『腕時計』のデザイン、
上手く描けましたか??

ボクは、上手く描けませんでした。

なぜでしょう??
それは、ボクたちの脳は、『自分が見たい情報』にのみ、フォーカスするようになっているようです。

この機能を活用したものが、『ミスディレクション』です。

人は、見たい情報にのみフォーカスするということは、それ以外の情報にはフォーカスしない、ということです。

ですので、『かけこみ禁止』の標識に関しても、
『かけこんではいけない』という情報は収集するけども、その標識のデザインにはフォーカスしないため、記憶に残りにくいわけです。

公衆トイレの標識や、ローソンの看板も同様です。

公衆トイレの標識は、
『男女の区別があるよ』という情報にフォーカスするだけだし、
ローソンの看板の場合についても、
『ここにコンビニがある』という情報を収集したら、他の部分やデザイン自体には目を向けない、という理屈です。

腕時計は、『今、何時?』という情報にフォーカスするだけです。

人は、見たい情報にだけフォーカスすることにより、
脳の省エネをすることはできる反面、もしかしたら、収集する情報に制限を書けてるかもしれません。

普段から、戦略のもとで、意図を持って行動することにより、
『フォーカスする情報量』の幅を広げることが出来ると思います。

『成果の差=情報量の差』とも言われますよね。

今日もアンテナを張って、仕事をしていきます。


向山雄治

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